教室から逃亡するうちの子どもが褒められました | 夢はなくとも 希望はなくとも 

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「えらいやん!」

 

 

感情が豊かというか、

ただの癇癪持ちというか、

とにかく

うちの長男くんは、

僕とは真反対の性質を持ってまして。

 

 

まあ

それはそれで

長男くんの個性なんで

特に

問題視はしてなかったんですけども。

 

 

それが

家の中だけならまだしも

外(特に学校)でも

時折、

感情を爆発させてしまうことが

あるらしくって。

 

 

それが

ここ最近(小4)、

特に

顕著になってきている傾向があって


(どうしたもんかなぁ)

 

と思ってたんです。

 

 

暴言を吐く

物に当たる

プイッとどこかに行ってしまう

不貞腐れる

奇声を発する

不機嫌大暴君

等など

若干、

手に負えなくなってきているんです。

 

 

そういうものっちゃ

そういうものなんで、

どうしようもないとは思うんですけど、

渦中にいると、

なんとかならんものかと思ってしまうのが

世の理というか、

風流ってものじゃないですか。

 

 

あまりの感情の豊かさに

どうしても

反応してしまう自分がいるんですよね。

 

 

ウエダミツトシです

こんにちは

 

image

 

今はまだ、

小4なんで、

別にいいんですけども。

これが

たとえば

中学生・高校生にまでなって

この状態だったとしたら(そんなことはないと思いたい)

自分に対応できるんだろうかと

色々と

妄想してしまう日々が続いています。

 

 

最近では、

うちの長男くん……

嫌なことがあると

 

逃亡する

 

ことがあるらしくって。

学校の先生から

そういう連絡があったんですね。

 

 

先日も、

うちの奥さんが

参観に行ったら

 

(あれ、〇〇がいない……)

 

ってなって

よくよく話しを聞いてみると

逃亡した、と。

 

 

ケンカしたか、

友達に嫌なことを言われたかして

感情を抑えられずに

教室から逃亡したらしいんです。

 

 

きっと、

日本全国見渡してみると

他にも

そういう子っていると思うんですよ。

別に

うちの長男くんが

特別ってことはない。

 

 

ただ、

他の子たちが

普通に教室で授業を受けているのに、

一人だけ

嫌なことがあったからといって

何度も逃亡するのはちょっと……(何度かやってます)

って思っちゃうんですよね。

 

 

まあ

たまには

そういうこともあるだろうと。

小学生なんだし、

感情とうまく

折り合いをつけられなくて当然というか、

今はその練習時期だとは思ってるんですが、

それが

立て続けに

 

「また〇〇くんが逃亡してます」

 

っていうのを耳にすると、

 

(あ~またか~)

 

ってなる自分もいて。

 

 

別に責める気もないし、

怒ってるわけでもないんですけど、

ちゃんと

話しを聞いてあげないとなぁって

思っていたところなんですよ。

 

 

よくね、

ケンカする子がいるんですね。

 

 

その子とは

小さい時から

ずっと一緒なんですけど、

ずっとケンカしてるみたいで。

今まで一度も

お互いの家に遊びにいったりは

してないんです。

 

 

それで

いつもケンカするんだと。

そして

学校から連絡があると

 

「また〇〇くんとケンカして逃亡した」

 

みたいなことを言われるんです。

 

 

そうなると、

僕としても

 

「別に関わらんでええやん」

 

という話はするんですけど、

長男くんは聞く耳持たずで、

 

「あいつが〇〇してくるからむかっ

 

ってなって、

ほぼ会話にならないんです。

 

 

それがですよ、

何故か最近、

学校から帰ってきたら

その子の家に

遊びに行くようになって。

しかも、

全くケンカせずに

楽しく遊んでるらしいんです。

楽しすぎて

帰宅する時間が遅れるくらいで。

(うちの長男くん、そういうところあります。めっちゃケロッとしてる)

 

(何やねん!?)

 

ってなるんですけど、

それでも

なかなか

逃亡グセはなくならないみたいで。

小4になってから

学校から

連絡が入ることが続いています。

 

 

(ああ、今年はずっと

 こんな調子なんだろうなぁ……)

 

 

そう思っていた矢先に、

うちの奥さんから

 

「なんか知らんけど、〇〇(長男くん)が褒められたわ!」

 

っていう話しを聞いて

しばらく意味がわかりませんでした。

 

 

奥さん曰く、

うちの長男くんは

地域のサッカークラブに入ってるんですが、

そこで

チームメイトのお父さんから

めっちゃ褒められたみたいで。

 

 

どういうことかっていうと、

うちの長男くんの逃亡ぐせは

そこでも話題になっていて、

 

「なんか嫌なことがあったらすぐに逃亡する」

 

っていう話しを

うちの奥さんが

仲の良いママ友と話していたら、

その話しを聞いたそのお父さんが、

 

「嫌なことがあっても、

 それを隠さずに

 ちゃんと

 逃げられる〇〇くん(長男くん)は、

 えらい!!」

 

って

めっちゃ褒めてくれたみたいなんです。

 

 

なるほどそうかと。

それを聞いて

僕の頭の中にある認識が

真逆に変わったんですね。

 

 

単純に

うちの長男くんが

褒められたことも嬉しいんですけど、

何より、

長男くんは、

逃亡ぐせはあるけれど、

自分の気持ちには

めっちゃ正直なんだなと。

 

 

自分の気持ちを

ごまかさず、

適当になかったことにしたりせず、

嫌なことは嫌だと、

それを

言葉だけじゃなくて

行動でも

ちゃんと意思表示できる子なんだと思って。

そう思うと、

なんだかちょっと

泣けてきてしまいました。

 

 

どちらかというと、

これまでは、

自分の気持ち云々よりも

周りと足並みを揃えなさいと

教育されてきたというか、

そう躾けられてきたと思うんですね。

(特に僕たちくらいの世代は)

 

 

それが良いとか悪いとかではないんですが、

どうしても

それができない時だって

あるわけじゃないですか。

 

 

たとえ

逃亡したとしても

誰かに迷惑をかけたとしても

それでも

自分の気持ちを

ごまかすことなく

意思表示できるって、

考えてみたらすごいなって。

 

 

勇気あんな~!!

 

 

って思いました。

 

 

だからなんでしょうね、

何かあっても

次の瞬間には、

ケロッとしてる長男くんがいるんですよね。

きっと

どんな感情だろうと、

引きずらないんだと思います。

 

 

まあ、

世の中と足並みを揃えることに

慣れてしまった人からは

もしかしたら

敬遠されるかもしれませんが、

それでも

うちの長男くんには、

自分の気持ちをごまかさない、

めんどくさい大人になってくれたらと思います。

 

違う。

 

感情豊かな大人になってくれたらと。

そんなことを思った

長男くんの逃亡グセでした。

 

 

 

 

 

 

「逃亡」こそ、

最強の生存戦略です。

 

 

逃亡したら

とりあえず

帰宅しなはれ。

 

 

《終わり》

 

いよいよ明日・明後日です!!!

↓ ↓ ↓

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