「そんなん、せんでいいわ」 | 夢はなくとも 希望はなくとも 

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「オレ、働くわ」

 

 

特に

リライトする必要がない内容でした。

 

(2020年 8月30日 過去記事より)

 

ウエダミツトシです

こんにちは

 

 

「そんなん、せんでええねん」

 

 

僕が起業して間もない頃の話しです。

以前、

公式LINEで少しだけ書いたことがあるんですけど、

もう随分と前のことですし、

普通にブログに書いてもいいかなと思ったので書いてみます。

 

 

僕が起業して間もない頃、

滑り出しは順調だったんですけど

それも長くは続かず

しばらくすると、

色んなことが立ち行かなくなりました。

 

 

簡単にいうと、

売り上がらなくなったんです。

 

 

今振り返ると

そりょそうでしょうよって話しなんですけど。

何分、

起業して自分で何かをやっていくってことが

生まれて初めての経験だった僕は、

けっこうパニックになりました。

 

 

具体的に、

この状況をどうすればいいのかがわからなかったんです。

 

 

周りを見渡して、

 

”あれをやった方がいいのかな”

”こういう風にしていったらいいのか”

 

等など、

色んなことを考えては

あーでもないこーでもないと

ただただ時間をやり過ごしていくことしかできませんでした。

 

 

今考えると、

「早よやれや」

って話しなんですけど。

とりあえず

間違っていようとなんだろうと、

思い付いたことから

どんどんやっていけばよかったんですけど。

 

 

これは僕の習性なんですが、

考えに考え抜いて

結局

考えるだけで終わりってなることが多いんですね。

 

 

この時も、

全く同じパターンで

考えすぎて

何もできなくなっていました。

 

 

その間は

当然のことながら、

どんどん貯金が減っていくわけで。

食いつぶしていくだけなんで。

それはそれはもう

生命の危機というか、

命の存続を脅かされるくらいの心境だったんですよ。

そんなわけないんですけど。

 

 

お金がなくなった程度のことで、

命を奪われるなんてことがあるわけないんですけど、

当時の心境としては

それくらいの恐怖感を抱いていたんですね。

 

 

そうなるとですよ。

なんとか、

その状況から脱しなければって思うじゃないですか。

危機回避行動を取るもんじゃないですか。

こちとら、

奥さんも

子どももいるわけで。

普通に生活していかないといけないんで、

とりあえずの収入源を確保しようと思うわけですよ。

 

 

それで思い付いたのが、

 

”普通に働く”

 

でした。

 

 

これは今でもなんですけど、

僕自身、

サラリーマンとしての経験が長かったですし、

一般社会に溶け込んで

普通にやっていくってことに関して、

全く抵抗がないんですね。

それに

一般企業で

ちゃんと実績を作っていくこともできると思っています。

(思ってるだけ無理かもしれませんが)

 

 

なので、

貯金を食いつぶして

お金が減っていく中で、

僕の頭の中に

真っ先に思い浮かんだのが、

 

”普通に働く”

 

だったわけなんです。

 

 

その発想しかなかったってだけなんですけど、

これはもう

”普通に働く”しかないだろうと思って、

失業保険を貰いに行くのとは違う理由で

ハローワークに行ってみたり、

バイト雑誌をもらってきたり、

ネットで探したりと

そんなことをやりだしました。

 

 

それに、

これは僕だけの話しではないんで、

奥さんも子どももいる身なんで、

僕のその当時の状況について、

ちゃんと話しとかないとと思って、

奥さんに

こう言ったんです。

 

 

「オレ、働くわ」

 

 

その選択は

僕にとっては、

当然の

そう”すべき”

妥当な判断だと思っていたわけですよ(たたの思い込みですけど)。

 

 

それで、

奥さんに対して

そう伝えてみたところ、

奥さんからの返答は

僕にとっては

予想すらできないものでした。

 

 

「オレ、普通に働くわ」

 

 

そう切り出した僕に対して、

奥さんはたった一言、

こう言い放ったんです。

 

 

「そんなん、せんでええわ」

 

 

もう完全に頭の中がフリーズしました。

 

”???”

 

”なんで??”

 

軽くパニックです。

この状況をなんとかしないといけないと思っていた僕に対して、

 

”しなくていい”

 

えっ!?

い、いや、それはアカンわ

このままやとまずいことになりますけど……

 

そう思っていたわけで。

 

”しなくていい”

 

って……

それってどゆこと!?

ってなりました。

 

 

この状況を

頭の中で整理し切れていない僕に対して、

奥さんは

さらにこう畳み掛けてきました。

 

 

「あんたな、一人でやっていくって決めたんやろ?」

 

「それやったら、それ以外の余計なことはするな」

 

 

もうね、

身が引き締まる思いでした。

 

 

僕は、

その当時の状況から、

ただ脱したい、

安心したいっていうだけで、

安易に

 

”普通に働く”

 

っていうことを選択しようとしてたわけです。

 

 

家族のこととか、

将来のこととか、

自分のやっていきたいこととか、

もっともらしい理由を見つけてきては、

それを隠れ蓑に、

ただその状況から抜け出したかっただけだったんです。

 

 

それを一瞬で見抜いたうちの奥さんは、

何の迷いもない様子で、

 

「そんなこと、するな!」

 

そうはっきりと言い切ったんですよ。

 

 

そして、

極めつけはこの一言でした。

 

 

「うちはな、あんたが稼いできたお金じゃないと生きていく気はないから」

 

 

 

もう完全ノックアウトです。

 

 

 

ぐうの音も出ませんでした。

 

 

うちの奥さんからしたら、

 

「オマエ、何を言っとんのじゃい!!!」

 

って感じだったんでしょうね。

 

 

一発で僕の目を覚ましてくれました。

 

 

この記事でも書きましたけど

 

 

うちの奥さんは、

僕が会社をクビになって、

無職状態だった時から、

その状況をなんとかしようとは一切思っていなくて。

 

 

”私がなんとかしなくちゃ”

 

”私も働かないと”

 

とは全く考えていなかったみたいなんですね。

 

 

だからこそ、

むしろ”逆”の行動を取った。

 

 

僕が普通に働いていて

毎月のお給料がある状態だった時よりも

さらに外に出ていくようになったというか、

お金を自分のしたいことに使うようになりました。

 

 

「どうせあんたやったら、なんとかするやろ」

 

 

そう言い続けて、

僕がなんとかすることに対して、

一ミリも疑っていなかった。

 

 

それは

よく言えば、

僕を

”信じてくれていた”ってことになるかもしれませんが、

別の言い方をするとしたら、

 

”何の期待もしてなかった”

 

ってことです。

 

 

奥さんにとっては、

僕が自分の力でなんとかするってことに対して、

 

”そうであってほしい”

 

という期待ではなく、

 

”そんなの当たり前でしょ”

 

っていう疑いがない状態だったわけです。

 

 

だからこそ、

僕が、

 

「普通に働くわ」

 

って言った時に、

キッパリと

 

”そっちじゃない!”

 

って何の迷いもなく言葉にすることができたと思うんですよ。

 

 

「余計なことはするな」

 

ですからね。

僕が、

独り立ちして、

それ以外のことでなんとかしようとすることは、

奥さんからしたら、

 

”余計なこと”

 

だったんでしょう。

 

 

”怖いから”

”不安だから”

 

そういう理由で、

現実をなんとかして変えようとしていた僕に、

余計な、

する必要のない迷いを

スパッと断ち切ってくれたのでした。

 

 

勿論、

それからも色々とありましたし、

すぐに何もかもがうまくいったかっていうと、

そういうわけではありませんが、

明らかに流れは変わっていきました。

 

 

日々の変化は小さくても、

確実に良い方向に向かっていったのは実感としてあります。

 

 

全然売り上がらなくて、

貯金を食いつぶしていくだけの

お金がなくなる恐怖で

思考停止状態だった僕が、

今では、

奥さんと子ども3人を、

養っていくことができて、

本業だけで

ちゃんと生活がしていけてます。

 

 

何かを信じるっていうのでもいいんですけど、

そんなことよりも

 

”そうなるのは当たり前”

 

っていう、

期待がない状態、

そうなることに対して

何の疑いもない状態の方が、

圧倒的なんだなと思った出来事でした。

 

 

 

僕にとっては、

奥さんが

最強のメンターというか、

日々、

”嫁コンサル”を受けている状態とも言えますね。

 

 

なんとかしようとせずに、

現状を変えようとせずに、

そうなることに対して、

最短距離でたどり着く方法。

 

 

それが、

あなたにとっての”当たり前”だと思います。

 

 

知らんけど。

 

 

《終わり》

 

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