「全然話しちゃうやん」
僕のトークライブデビューは
昨年10月に名古屋で開催された
スポットライトを浴びよう会で
心屋三銃士の一員としてお話しさせていただいたのが
最初だったんですけども
その時にね
僕はほとんど喋ってないんですけど
会場の皆様から質問をいただいて
それに答えていくというスタイルだったんですが
ほとんど喋っていない中で
僕がよく覚えてるのは
「会社で働けるっていう時点で、すでに有難いことなんですよ」
っていうことをお話しさせていただいたと記憶してるんですが
僕の世代は
超絶就職氷河期を経験していて
新卒でも
なかなか内定が出ないっていう状況だったんですよ
大体
大学4回生の10月とかに内定式ってあるじゃないですか
僕の友達で
それまでに内定もらってなかった奴って
けっこういましたからね
僕も内定いただいてたところはあったんですけども
もうちょっと探してみたいって思って
そのまま就職活動して
たぶんね
100社以上は受けたと思うんですけど
結局のところ・・・
全部落ちました
最終的に
卒業までに就職が決まらずに
約1年間のニート生活をやり過ごした後
なんとか社会人にはなれたんですけども
そういう経験をしてきていたんで
僕にとっては
「企業に所属して日々働けるという状況は、とても有難いことなんだ」
という認識があるわけなんですよ
だからね
心屋にきて
バンジー飛ぶとか言って
「会社辞めた」って
けっこう聞くじゃないですか
それ自体は
良いも悪いもないんですけど
僕個人的には
「あ〜あ、もったいないなー」
って、いつも思ってたんですよね
というのも
（そもそもそのバンジー飛ぶ必要ないんじゃね？）
っていうのが多いような気がしてたからなんです
「会社を辞める」
っていうバンジーて
結局のところ「ただの逃げ」にしか思えなかったんですよね
もちろんね
「会社を辞める」っていう選択肢も「アリ」なんですけど
本当の問題に向き合ってないっていうか
「そこじゃねえだろ！」
って思うことが多くて
本当は
ただ、仕事内容がやりたいことと違っていた・想像していたのと違った
だとか
ただ、上司や同僚でどうしても合わない人がいる
だとか
ただ、お給料が低くて不満
だとか
ただ、職場が遠くて通勤時間がかかり過ぎててしんどい
だとか
そういう理由で不満を感じていただけであって
それだけで会社を辞める必要はないっていうか
辞める前に色々できることが山ほどあるだろうと思うんですよね
そういうことを全部やった上で
それでも状況が変わらないのなら
「会社を辞める」っていう選択肢は「アリ」なんですけど
それらを一切やらずに
いきなり
「会社辞めたい」はなんか違うだろ、と
お前、面倒なことからただ逃げてるだけだろ、と
そんな状態で辞めたところで
いくら環境が変わったとしても
根本のところが変わってないんだから
同じこと繰り返すだけだぞ
って思うんですよね
（ただ、どんな理由があるにせよ、辞めるかどうかは本人の自由なんで、口出しするつもりは一切ありませんが）
だったら
今いる環境の中で
その環境を
「自分はダメな人間だ」っていう自分を責める材料にするんじゃなくて
不平不満を全て会社のせいにするんでもなくて
自分の本音・本心と向き合ってみるのが先だろうと
そこを通らずに「会社辞める」バンジーは
「ただの逃げ」だろうと
僕は思ってるんで
名古屋でのスポットライトを浴びよう会では
たまたま
そういう話しになったんで
「企業に所属して日々働けるという状況は、とても有難いことだと思うんですよね」
っていうお話しをさせていただきました
まあ・・・
結局、僕も違う意味でバンジー飛ぶことになったんですけどね
ウエダミツトシです
こんにちは
いや普通に恥ずかしいわ
人前で
しかもドヤ顔でそんな話ししといて
何リストラされてんの？って話しじゃないですか
お前が言っても全然説得力ないわ！って話しじゃないですか
あの話しはなんだったんだ！っていうね
「（会社辞める必要なんて全然ないんですよ。大体ね、ほとんどの人がバンジーの飛び方間違ってるんですよね）って言ってた張本人が間違ってバンジー飛ばされてやんの」
って陰で笑われてるわ
いやもうね
こんなカッコ悪いことってないですよね
しかも
結果的に
全然飛ぶつもりじゃなかったバンジーを「大丈夫だから、心配ないから！そこ立ってみてマジ無理！って思ったら飛ばなくてもいいから」つって実際に立ってみたら後ろから押された
みたいになってますからね
踏んだり蹴ったりってほんとにあるんだ！って話しですからね
まあ
でもね
僕にとっては
飛ばなくてもいいバンジーだったんですけど
全然必要のないバンジーだったんですけど
後ろから押されちゃっただけっていう感じなんですけど
その副産物的な感じで
飛んでみて初めてわかるっていうこともあったんですよ
それがね・・・
安定した収入ってほんとにないんだな
ってことなんですよ
よく言うじゃないですか
「安定した収入」が欲しいって
僕が今回腑に落ちたのは
例えば
大企業にいてもこの先どうなるのかなんてわからないよ
とか
公務員であっても収入が増え続けるか、もしくは減らないかどうかは実際のところわからない
とか
そういうのとはちょっと違っていて
「安定した収入」
っていう言葉（言い方）そのものが文脈的におかしい
ってことなんです
僕もね
欲しかったですよ
「安定した収入」ってもんが
そして
大企業ではなかったけれど
その「安定した収入」ってやつを得ているとも思っていました
でも
今回リストラされて
初めてわかりましたよ
僕が得ていたのは
「安定した収入」なんじゃなくて
「ただの収入」でした
わかりますか？
僕は「安定した収入」を得ていたと思ってたんですけど
それは「ただの収入」で
「安定した収入」を得ていると勝手に思い込んでただけなんですよね
じゃあ実際はどうだったのかっていうと
「一定期間ではあるが収入が安定してあった」
っていうだけのことなんですよね
「安定した収入」っていうのは
つまりは結果論なんですよ
「収入」は「収入」以上でも以下でもないんです
「収入」でしかないんですよ
そこに
「安定した」
とか
「不安定な」
とか
そういうものは一切付随してないんです
そもそも
「安定した収入」なんてものは
人が勝手に作り上げた妄想みたいなもので
実在してなかったんですよね
実在していないものを
追いかけてるんで
「収入」が「不安定」になったら
なんかね
不安になってくるんですよ
でもね
この不安てね
意味ないんですよ
「安定して」いようが「不安定」だろうが
「収入」は「収入」だから
「収入」はあるんだから
感じる必要のない不安なんですよね
これも所謂自作自演ですわ
コントですわ
会社にいて毎月一定額の収入がある
っていうことと
フリーランスとかで毎月収入にバラつきがある
っていうこととは
考えてみれば
どっちも「収入を得ている」わけなんだから
違いなんてどこにもないわなと思ったんです
どうしても
人って安心したいって思うもんじゃないですか
だから
「ただの収入」っていうだけなのに
そこに
勝手に「安定した」っていうものをくっつけて
勝手に「安心した」気になってるだけなんだなって思ったんですよね
じゃあ
どんな形であれ
「収入」を得られているんだったら
その時点で
もうＯＫなんじゃね？
わざわざ「安定した」とか持ってこなくてもよくね？
ということで
僕が今回リストラなるものを経験して
初めてわかったことの一つに
「安定した収入ってほんとにないんだ」
っていうことが体感覚として実感できましたんで
実在しないものを求めてる暇があったら
さっさと本当にやりたいことをやっちゃいなさいよ
っていうことで
この場でも
そういった話しも織り交ぜながら
していこうかなと思っています
（しないかもしれませんが）
↓ ↓ ↓
この企画は
御覧の通り
竹島の八百富神社と熱田神宮に参拝しますんで
どちらも強力なパワスポだと聞いてますんでね
ここぞとばかりに
僕はどちらの神社でも
こう願うことになるでしょう・・・
「お願いです！！ こう見えて嫁も子供もいる身なんで、これだけはどうしても欲しいんです！！ 『安定した収入』ってやつがどうしても必要なんです！！神様ーー！！ どうか！どうか！よろしくお願いしまああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああす！！！」
