その2より
 
 
☆12月16日 四日目
 

 

 

 
ハッピーバースデー 育ちゃん!
 
いよいよイタリアでも育誕当日を迎えました!
この頃まだローマは午前6時(日本では午後2時)です。
 
 
まだ日の出前のローマ・テルミニ駅。
ちょいとガラの悪そうな連中やホームレスは多けれど、個人的には東京よりも安心して歩けるような感じでした
 

 

 

 

 

 
ということで、今日はトレニタリア(イタリア国鉄)の特急で
北へ300km、フィレンツェを目指します。
 
特急と言えど、スピードは日本の新幹線と同等ぐらいの速度(MAX300キロ)なので
フィレンツェまでは最速1時間半ぐらいで到着します。しかも1等席で往復1万円しないのは安い!
 
 

 

 

 

 

 

 

 
こちらが今回乗る6時23分発『フレッチャルジェント』ジェノバ行き。
 
フレッチャとは『矢』を意味し
ルジェントとは『銀』を意味します
つまり、『銀の矢』って意味だそうな。
 
他にも、フレッチャロッサ(赤い矢)・フレッチャビアンカ(白い矢)というのもあり
色によって速さも変わるようです。
(※最速はフレッチャロッサで、日本でいう『のぞみ』的ポジション。あとの二つが『ひかり』的ポジションらしいです)
 
 
特急以外に普通列車も乗りましたが、イタリアの列車はどれも各席にコンセントが付いてます!これは便利ですね
また、あちらは日本のようなロングシート列車が無いので全員が使えるような設計になってるようです。
(※日本とはコンセントの形状が異なるので、使用にはCタイプアダプターが別途必要です)
 

 

 

 

 

 
6時23分にテルミニ駅を発車したフレッチャルジェントですが
7時50分の時点で既に300キロ離れたフィレンツェへ到着。
しかし、今はフィレンツェではなくちょっと別の場所へ寄り道のため一度通過
 
8時40分、予定よりも8分ほど早く着いたのは『ピサ中央駅』。
 

 

 

 
ローマから350kmほど離れてますが、列車が速いので日帰りも十分可能です。
名前の通り、こちらにあるのがあのピサの斜塔なんですが
ちょっと駅から距離が2kmほどあるため、タクシーを拾うことにしました。
2kmぐらい普段なら全然歩くんですが、この後フィレンツェで歩きまくること考えると体力温存しておきたかったので
 
 

 

 

 
というわけで初イタリアのタクシー。
斜塔までは10ユーロ。観光地なので基本料金が高め(他の人の旅日記とかでも同じぐらいの金額書かれてたのでぼったくりではなさそうです)
 
しかしこの運ちゃん、飛ばすわ煽るわとにかくすごいwぶつかるんじゃないかってぐらい強引に割り込むのがいかにも海外らしい
 
それもありあっという間に
 
Buon Compleanno!育 in イタリア 第11CP(集合その5)
『ピサの斜塔』
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
おおー、本当に傾いてる!!
中は10時にならないと入れないので断念、でも外観だけでも十分見応えあります。
 
他この辺りは特段見るものもないので、もうフィレンツェを目指したいと思います。
帰りはピサ中央駅まで歩きましたが、20分もかからず
 
時刻はまだ9時半前。
予定よりも2時間早くなったので、フィレンツェ観光に回せるかなと
 
…しかし、ここで三度目のトラブル発生。
 
調べたら時刻通りの列車に乗り、指定番線通りの列車に乗って安心してたのですが
なんか列車がフィレンツェと真逆の方向に向かってる!?これは再ピンチか
 
隣のリヴォルノ駅に到着すると列車は暫く停止。
しかし駅案内板の行き先はフィレンツェ行きになってる…
車内清掃員のおばちゃんに試しに聞いてみてもフィレンツェ行きだよって言う。
 
じゃあなんで逆走したんだ?コレ
わざわざ一駅戻って引き返すパターンなのか?
 
取り敢えず、このイレギュラーのおかげでピサの早まった貯金半分ぐらい崩れたので
結局フィレンツェに着いたのは11時半を回ってました。まぁ、それでも当初の予定よりは30分ぐらい早いからいいか
 

 

 

 
そして列車はなんとかフィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ駅に到着
 
 

 

 

 

 

 
フィレンツェへやってきました。
ローマから北へ300km。日本で例えればローマが東京だとすると
フィレンツェは古き良きイタリアの景観が楽しめる、いわば京都みたいな街です。
ミケランジェロやレオナルド・ダ・ヴィンチの生まれた場所としても知られております
 
まずはドゥオモ(クーポラ)が12時半に予約してあったので
昼飯だけ取り急ぎ近場でいただくことに。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
こちらはテルミニ駅にもあったメルカートチェントラーレ(フィレンツェ店)。
ローマよりもでかく、本当に青果や肉も売ってる本格市場になってます。
 
ちなみに、メルカートとは英語で言う『マーケット(市場)』で
チェントラーレとは英語で言う『セントラル(中央)』のこと
イタリア語は英語と綴りや意味がよく似ているので、なんとなく想像がしやすいのが助かります。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
2階のパニーノ屋さんでポルケッタサンドをいただきました。
ちなみにこのポルケッタは『ポーク』から来てるもので、要はチャーシューのような煮豚です
ちなみにこのメニューの一番上にある『ランプレドット(牛の胃袋)』がフィレンツェ名物なんだそうですが、サンプルが美味しそうだったからこっちにしました^^
 
 

 

 

 

 

 

 

 
そして、これはもうフィレンツェの楽しみで仕方のなかったキャンティ。
日本でもよく愛飲してたキャンティはここトスカーナ州の代表ワインで、フィレンツェ郊外にあるキャンティ地方で栽培されたブドウを使っとるんだそうな 
 
ちなみにここの酒屋さんでワイン売ってた店員さんが日本出身の方で
この旅で唯一日本語で会話できて安心できました。
 
あんまりのんびりもしてられないので、急いでキャンティとパニーノを堪能し
メルカートから徒歩8分ほどのドゥオモへ。
 
 
Buon Compleanno!育 in イタリア 第12CP(集合その6)
『ドゥオモ(クーポラ)』
 

 

 

 

 

 
はい、これがフィレンツェを代表する立派な城壁のような建物・ドゥオモ。
これを生で最初見たときは圧巻で開いた口が塞がらなかったです。
 
ドゥオモとは英語でいう『ドーム』のことで
クーポラとは半円球の屋根を意味します。どちらも意味合いとしては同じだそうな
 
ここも厳しいセキュリティチェックがあります。また、規定上のバッグが持ち込めないので要注意(※預け所は別にあります)
 
このドゥオモは、114メートルの展望台まで全部狭くて急な階段で上り降りします。
全部で500段近くあるそうなので、歩きなれてない人にはかなり大ダメージがあるようです。以降の観光に影響の出ないようにプランを立てましょう。
あと、できれば体力ある若いうちに行きましょう
 

 

 

 

 

 

 

 
しかし、それを上った先には
 
 
フィレンツェを一望できるこんな絶景が待ってます!
 
今年の育誕一の大パノラマはフィレンツェ・ドゥオモ。
去年の函館山を思い出させるような景色であります。
 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
フィレンツェのこの赤茶の屋根がなんとも美しいです。
 

 

 

 

 

 
ドゥオモの地上階は教会になってます。
 
 

 

 

 

 

 
↑はドゥオモの敷地にあるサン・ジョバンニ洗礼堂。
これといって天井画以外は何もないです。
 
 

 

 

 

 

 

 

 
そしてフィレンツェの街をひた進むと…
 
 
Buon Compleanno!育 in イタリア 第13CP
『ヴェッキオ宮殿・ヴェッキオ橋』
 

 

 

 

 

 

 

 
出ました!ダビデ像^^
コイツのポコ〇ンをアップで撮影するのが夢でしたw
 
 
 
その近くにあるこちらがポン・テ・ヴェッキオという橋です。
夜になるとプロジェクションマッピングなども開催される模様です。
 
 
 
Buon Compleanno!育 in イタリア 第14CP
『ミケランジェロ広場』
 
 
ここはフィレンツェを眺められる丘。
それ以外は特段なにもありません。
 
 
 
 
またミケランジェロ広場から20分ぐらい歩くと
 
 
 
Buon Compleanno!育 in イタリア 第15CP
『サンタ・クローチェ教会』
 

 

 

 
こちらではフィレンツェ…というよりも
イタリア国内でも最大級のクリスマスマーケットが毎年行われるそうで
 
せっかく育ちゃんの誕生日=クリスマスシーズンなので行ってみることに。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
イタリアでは定番のパネトーネや、シュトーレンなど
クリスマスには欠かせないお菓子やパンなどをはじめ、クリスマスの装飾や雑貨など
とにかくたくさんの出店が並んでいます。
さすが本場ヨーロッパだけあり、規模が全然違います!
 
寒い中ここだけで1時間ぐらい見て回ってました。
 
 
で、大体フィレンツェの街も回り切ったので
一旦サンタ・マリア・ノヴェッラ駅に戻ります。
時刻は午後4時
 
 
 
Buon Compleanno!育 in イタリア 第16CP
『サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局』
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
はい、こちらは『世界最古の薬局』と言われております。
1221年創業で、現在800年以上続いているようです。
 
ただし、今売っているのは薬ではなく高級コスメが中心で
香水やクリーム類などをメインとして取り扱ってます。
 
余談ですが、先月発売された桃鉄ワールドのフィレンツェ駅でも
『最古の薬局』という物件が登場します。
 
 
 
さぁ、フィレンツェもいよいよ日没の時間になってきました。
日本の育誕はこの時点で終わってましたが、イタリアはまだ7時間ほど12月16日なので
最後まで楽しみましょう!
 
 
Buon Compleanno!育 in イタリア 第17CP(集合その7)
『ドゥオモ広場』
 

 

 

 
先ほどのドゥオモのある広場へ。
ここでライトアップされたツリーとドゥオモをバックに集合!
 
 

 

 

 
こちらはサンタ・マリア・ノヴェッラ駅近くのバールで食べたピッツァ。
バール(喫茶店)でもチーズどっさりでしっかりしたピッツァです
 
 
そして、育誕の締めは
もう一度メルカートチェントラーレへ。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
イタリアの地ビールを飲みながら、いよいよこの旅の終わりを実感するのでした。
 

 

 

 

 
そしてまた、サンタ・マリア・ノヴェッラ駅に戻ってきたんですが
最後にもう一回ジェラート食べたくなったので駅で購入。
 

 

 

 

 

 
こちらは2種類で3ユーロ60セント。
まぁ駅だからしょうがないよね。美味かったけど
 
 

 

 

 
さぁ、そんなこんなでいよいよ帰途につく時間になりました。
 
楽しかったフィレンツェともこれでお別れです。
もう二度とこれるかわからないけど、いい人生の思い出になりました。
 
さすがに帰りの電車では疲れて寝ちゃってましたが(幸いスリ被害とかは無かったです。イタリアの列車で寝るのは非常に危険なのでやめましょう)
道中トラブルがあったようで、30分遅れでローマ・テルミニ駅へ戻ってきました。
 

 

 

 

 

 

 

 
 
こうして、2023年の育誕も静かに終わっていったのでした。。。
 
 
 
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