OBD ELEVENでコーディング 〜 パサート・ヴァリアント 〜 | black・knight

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オイル交換が終わりましたら、やらなければならないことがあります。



本来は、ディーラーでの作業を想定しているんでしょうけど。







メーターに表示されるリマインダー機能。



これ、ディーラーでテスターに掛けないとリセット出来ないんですよね。



せめてディスカバープロから自分でリセットできるようにしてくれるといいのにな。



そこで。







OBDELEVENというコーディングツールのBluetoothドングルです。



これをOBD 2ポートに接続して、スマホのアプリから操作することが出来ます。







これが、そのOBDポートです。



国産や殆どの輸入車もこのポートになっているはずです。



が、解析方法は各メーカーで異なっていて、アプリや専用端末を使うことになります。



本来は、コンピューターに記録されたエラーコードを拾って、故障を発見してピンポイントに修理を行うためのツール、つまり故障診断装置な訳です。







接続すると、ドングルが赤く点灯します。



エンジンを始動して、スマホのアプリ、OBDELEVENを起動します。






おっ、認識しましたね。



すると、ドングルのLEDが白色に変化して点滅します。







ここから、アプリで車種選択と承認を行えば、次の行程に進めます。



今回はオイルリマインダーのみをリセットします。







なかなかアプリのデザインもいいでしょ?



因みに、アウディやセトア、ランボルギーニのコーディングもできるようになっています。







あら、いつものフォルトコードを拾ってますね。



どんなコードかも個別に確認できます。







1件目は、オイルプレッシャースイッチです。



これはオイル交換時にエンジンこそかけませんでしたが、スタートスイッチを押したので、その際に油圧を拾えなかったというエラーです。



理由が分かっているので、これはコードはリセットします。






2件目は、イージーエントリーに関するコードでした。



エンジンを始動しないで長時間ドアを開けっぱなしにしていると、パワーシートがドライバーのプリセット位置まで進まなくなるエラーが出ます。



その際にバッテリーの消耗をコードで残すため、コイツもリセットします。







で、今回の目的はこれです。



オイル交換リマインダーのリセットですね。



この機能を使用するには、クレジットと呼ばれる料金が必要で、これまでに動画視聴などで積み立てたクレジットを消費してリセットを行います。






で、有効化ボタンをポチッとすれば完了です。



ね、簡単でしょ?







で、全ての作業を終えたら、リスキャンを掛けて、他のエラーやリセットしたコードをまた吐かないかを確認します。



よし、問題無しですね。



っと、こんな感じで簡易的な故障診断を行うことも出来る様になっていて、その履歴も保存されて後日確認出来る様になっています。



ただ、このコーディングツールの使用に関しては、個人の責任において行なって下さいね。



OBDELEVENをリリースしたメーカーは、フォルクスワーゲン公認のコーディングツールと自称していますが、国内の正規ディーラー自体はコーディング自体を容認していません。



特に、走行中のテレビ視聴やデイライトの点灯変更などは、保証期間中には設定を変更しない方がいいと思いますよ。



デラでテスターに掛けると、オンラインで本国メーカーに把握されてしまうそうですから。



ただ、デラも特定のユーザーに対してはある程度のコーディングを行っているようですから、まぁ、デラもタテマエがあるんでしょうね。



オトナの事情ってヤツです。