ブラジルの7歳の男児。ファイザー1回接種後、死亡。心筋炎・心膜炎を中心としたリウマチ熱様の全身炎と、心・肺・腎・脳に血栓形成していました。
Fatal Myocarditis following COVID-19 mRNA Immunization: A Case Report and Differential Diagnosis Review
Pedro Manuel Barros de Sousa , Elon Almeida Silva , Marcos Adriano Garcia Campos , Joyce Santos Lages , Rita da Graca Carvalhal Frazao Correa , Gyl Eanes Barros Silva
『小児期の心膜炎はいくつかの病因を持つまれな疾患である。我々は,COVID-19に対するmRNAワクチン(COVIDmRNAV)接種後に心膜炎と心筋炎により乳児が死亡した症例を報告する.7歳の男児がCOVIDmRNAVの初回接種を受け、単関節炎と経口抗生物質に反応しない発熱を呈した。臨床検査では感染の徴候(白血球増加、高濃度のCRP)がみられた。病状は急速に悪化し、患者は死亡した。剖検の結果、心膜のフィブリン沈着、心筋の出血部、正常な弁が確認された。T CD8+リンパ球と組織球からなるびまん性の心筋間炎症浸潤が確認された。抗ストレプトライシンO(ASO)投与は高力価を示した。関節炎、ASO上昇、心筋炎の存在はリウマチ熱の基準を満たす。しかし、弁膜症とアショフ結節はリウマチ性心筋炎症例の90%に認められるが、この症例では認められなかった。mRNAワクチン接種との時間的相関から、病因の1つに含めることにした。COVID-19mRNAVに関連した心筋障害の症例では、エクソソームと脂質ナノ粒子の発現に関連し、サイトカインストームを引き起こしているようである。COVID-19mRNAVの潜在的な影響は、病因としてであれ、以前に始まった心筋傷害の一因としてであれ、この疾患の病因において考慮されなければならない。』