甲府 夫婦殺人放火事件 死刑判決の被告 “謝罪伝えてもよい”
3年前の2021年、甲府市で一方的に好意を寄せていた女性の住宅に侵入し、両親を殺害したなどとして殺人などの罪に問われ、18日に死刑判決を言い渡された当時19歳の被告がNHKの記者の接見に応じ「遺族に謝罪のことばを伝えてもよいかなと思う」と話し、これまでとは違い謝罪する意思を示しました。
甲府市の定時制高校に通い当時、19歳だった遠藤裕喜 被告（21）は、3年前の10月、一方的に好意を寄せていた女性が暮らす市内の住宅に侵入し、50代の両親を殺害したほか住宅を全焼させたなどとして殺人や放火などの罪に問われ、18日、甲府地方裁判所で死刑判決を言い渡されました。
被告は19日、NHKの記者の接見に応じ、死刑判決を言い渡されたことについて「思っていたとおりの判決でほっとした。言い渡しの途中から『もうこれは死刑だな』と感じていた」と述べました。
そのうえで、事件の遺族への気持ちを尋ねると「悪いことをした立場なので謝罪のことばを伝えてもよいかなと思います。遺族は二度と関わらないでほしいと裁判で証言したので、謝罪を弁護士を通じてすることも考えたい」と話し、これまで裁判や記者との接見で謝罪する意思がないとしていた言動とは違う変化が見られました。
また、控訴については「弁護士が控訴したとしても取り下げたい」と述べました。
（引用おわり）
当時の報道は見てましたが、私自身詳細は殆ど覚えがないし、いくらお前ら賢明なるネトウヨ読者諸氏でも３年前の報道なんてそう記憶に残らないですよね。
わかりやすくまとめてくれているＸのポストがあったので、参考までに載せておきます。
https://x.com/females_db_park/status/1747977915432927720?s=20
女たちのデータベース広場
@females_db_park
驚いたな、甲府市殺人放火事件の遠藤裕喜被告、死刑判決か
いや妥当すぎるけど未成年だったから無期懲役止まりだと思ってた
当時19歳の遠藤被告、同級生女性に告白
↓
フラれる
↓
ティファニーなどのブランドものを勝手に送りつけストーカー化
↓
執着され恐怖した女性、再度デートの誘いを断りLINEをブロック
↓
遠藤被告、既読がつかずショックを受け逆恨み
↓
女性を拉致強姦拷問して逃亡しようと画策
↓
待ち伏せていると、女性が友人と一緒に現れる
↓
この友人を男性と見間違い、親しくしている様子を見て「裏切られた」と思い込む
↓
計画変更、さらにダメージを与える案を練る
↓
女性の住所を調べる
↓
深夜、女性の自宅へ侵入
↓
女性の両親をめった刺し、刃は臓器まで達するほど深くこの時点で失血死
↓
物音を聞きつけ2階から様子を見にきた次女もナタで頭を殴りつけられる
↓
次女、姉(女性)を起こし2階窓から飛び降り避難
↓
放火され、自宅から火の手があがる
↓
このとき女性は犯人に気づかず
↓
遠藤被告、「人をころしてしまった」と泣きながら自首＿＿
この事件は全国初の【特定少年】として実名が公表された
「なんで家族なの？」「私が死ねばよかった」と悲痛な思いを法廷で語る女性、傍聴席では鼻をすする音が響いた
遠藤被告は最後まで謝罪することはなく、泣きながら「家族から邪魔者扱いされた」と語り、「社会に戻る気がない」「控訴はしない」
・・・以上が大体の流れです。
こんなのは極刑もやむなしといったところで、私も特に異論はありませんが。
見てのとおり、なんか犯人が事件を起こした直後に駐在所に駆け込んで、「人を殺した」とか自首？したような状況もあるんですよね。
自首っていうのは、確か事件そのものを警察が知らん状態であることが条件だったと思うので、法的な意味での自首にはならなかったのかもしれませんが。
そこはまったく考慮されなかったのか、ちょっと気になるところですね。
まあそれはそれとして今回のNHKの記事ですよ。
なんですかこれ、「謝罪伝えてもよい」って。
私が被害者や遺族の立場なら、こんな言われ方は神経を逆撫でされるだけなんですが。
そもそも本当にその気があるとしても、報道を通じてこんなのを予告する必要あります？
で、この犯人の家庭環境ですが、安定のシングルマザー世帯かつ実父は窃盗で逮捕、離婚後に引き取られた養父はＤＶ気質だったという、まあまあキツいものではあったそうです。
中学の時に引きこもりになったけれど、どうにか頑張って定時制高校で真面目にやって生徒会長まで勤めてっていうところで、恋に狂ってしまったという感じですね。
進路を母親に勝手に決められたとかで自暴自棄になった、みたいな言い訳もしていたようですが、だったら親にぶつけろよってだけの話です。
同情の余地は一切ありません。
ありませんが、この場合コイツが歪んでしまったのは間違いなく親のせいでしょう。
もちろん、家庭環境の悪いところの子供の皆が皆クソみたいになるわけじゃないですよ。
片親どころか両親ともいない境遇から、一代で会社を立ち上げて立派にやってた人もいますからね。
今回の事件の犯人のケースを見ると、前述のとおり、捕まった後も自分の家庭環境や親への恨み言ばかり述べていたような節があります。
そして、なぜかNHKの記事を通じて謝罪の意思を示していますが、判決が出るまで一切謝罪の言葉もなければ、反省の態度すら見せなかったみたいで、これは本人の心情的に「ぜんぶ親が悪い」くらいな感覚なんでしょう。
こういう風に自分がそこそこの歳になっても、自分自身が親になっても「親が悪い」と恨み続けるのは、国や社会が悪いとか、自分以外の他人は皆悪いとかの他責的思考に直結するんですよね。
お前らのまわりで、そういう傾向の人間はいないですか？
何かって言うと、自分の親への恨み言ばかり言ってたり、この国もこの国の人間もクソだみたいに日々言い続けていたり、そんな奴は。
今回は最後に、そんな心配すべき私のトモダチ先生が、自身のブログコメント欄でしていた会話をズバリ引用していったん締めたいと思います。
ちなみに、ダチのコメントは２個目の方です。
（夏炉冬扇の長袖者の尉のブログ より）
1.
あれはいつだったか、たぶん小学生の頃ですが、家族でNHKの歌番組を見ていました。番組の中で、夫に先立たれた女性が出演していて、夫に対する思いを泣きながら述べていました。すると母が「旦那さん死んで泣けるだけこの人は幸せや。私なら目から蛇が出てくるわ。にょろにょろーって」というようなことを言いました。父は「子供の前でなんてこと言うんや！」となり大喧嘩。あれ以来、父の威厳は消え失せたといえます。
2. Re:無題
＞神武さん
NHKの歌番組の夫に対する思いを泣きながらといった場面も臭いので嫌ですが、夫が死んでも泣けないと言うのは、正直といえばその通りで、そう思っても夫婦をやっている人は少なくないと思います。
夫婦関係も生活態度も、人生を投げ出してしまっている感じですが、こんな国の国民をずっとやっているとそうなる場合も多いと思います。
どうでしょう、お前らのハートには何が残りましたか？
今回は重い話題だったので、週末だし、メタルで気分を変えましょう。