大いなる妄想、地方ローカル鉄道こそ宅配便は列車で輸送しよう | 鉄道ジャーナリスト加藤好啓(blackcat)blog

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福祉と公共交通の視点から、鉄道のあり方を熱く語る?
blackcat こと加藤好啓です。
現在の公共交通の問題点などを過去の歴史などと比較しながら提言していきます。
随時更新予定です。

地方のローカル鉄道の存続問題が大きくクローズアップされています、三江線などもそうですが、存続には毎年8億円近い費用がいるとか・・・。
100kmからの距離があればそれくらいの費用になるかもしれませんし、仮に第3セクターなどでとなったとしても初期費用で10億以上いると言われています。

また、三江線の路盤をJR西から譲渡を受けて公有民営の手法で改めてJR西に運営を委託するという方法も考えられそうですが、今回はそうしたお話ではなく、現在ヤマト運輸が行っている過疎地における電車やバスへの託送をもう少し発展させて他の事業者も同じような手法をえがいてはどうかという妄想を描いてみたいと思います。

電車を貸し切って荷物を運転するユニークな方法採用した、宅急便


参考 URL できるだけ車両を使わない集配::ヤマト運輸株式会社のCSR・環境

簡単に言えば駅を中心に宅配を再編させようというものでヤマト運輸以外にも日本郵便(JP)あたりにも参入してもらうと面白いなぁと思っております。

下図を見てもらうと判りやすいかと思うのですが、今までは比較的大きな町からトラックに積んで拠点輸送をしていたと思うのですが、ローカル区間にあっては拠点間の配送をトラックではなく鉄道にまかせてしまおうと言う発想です。
もちろん、トラックから鉄道への載せ換えのロスはありますが、鉄道を生かすためには比較的経費の掛からない共存方法かと思います。

また、受け取る側の駅についてはコミュニティとしてバスの発着などを行えるようにして同じくコミュニティバスに荷物を載せて近くの拠点まで配送すると言う方法を使います。
ただし、重量物などの場合は引き続きトラックによる配送を行うこととでサービスの低下は防げるようにします。

さらに、こうした荷物を受け取る駅に関しては、地域コミュニティとして診療所などが併設できないであろうかと考えています。
地方にあっては医師不足は深刻で、駅があってそこに診療所が併設されていて、なおかつ荷物の集積所もあると言う高度なコミュニティスペースとして存在させてやっればどうであろうか。

もちろん実現までにはいくつかのハードルがあるのは判っていますが、ローカル線自体の延命策の一つとして、物流の一部を鉄道が担うと言うのはいかがであろうか・・・。
もちろんコストとの兼ね合いもあるので、十分な試算と場合によっては地方自治体の補助が必要になってくることも考えられますが・・・。

久々に書いてみた大いなる妄想
皆様のご意見を是非聞かせていただければと思います。

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