さて、大掃除はまだ終わっていないのですが、お約束の人生を変えたアルバム十選、続けて行きましょう。ここでジャズが出てきました。もちろんトニー・ウィリアムスです。
Another album that really grabbed my attention in the latter ’60s was Emergency. The Tony Williams Lifetime consisted of Tony Williams on drums, Larry Young on organ, and John McLaughlin on guitar. This album which a lot of people referred to as the Bible, would become arguably the first fusion album. Whatever the label on the music is, this album completely knocked me to the floor. I had never heard a jazz trio playing music like this, avant-garde, fusion, freeform jazz, whatever you wanna call it.
60年代後半に僕が夢中になったアルバムに“Emergency”がある。The Tony Williams Lifetimeは、トニー・ウィリアムスがドラムス、ラリー・ヤングがオルガン、そしてジョン・マクラフリンがギターと言う構成だ。たくさんの人たちからバイブルと呼ばれるこのアルバムは、いろんな意見はあれど、最初のフュージョン・アルバムといってもいいんじゃないかな。音楽のジャンル分けが何であろうと、このアルバムは、僕を完全にノックアウトした。ジャズトリオがこんな音楽を演奏するなんて、それまで聴いたことがなかった。アバンギャルド、フュージョン、フリー・ジャズ、呼び方なんて何でもよかった。
I connected with this music and absorbed as much information as I could. I also would like to add that John McLaughlin became a major influence on guitar for me. So, readers, in case you are still with me, here comes Ego, which changed my life. This album was different from previous records, such as the writing and instrumentation he used, not to mention his choice of musicians. I was taken by this album because of the level of his compositional skills woven in with the improvisation. After the first spin, I couldn’t stop listening to it. Ego is probably one of my most favorite albums by Tony Williams, but again, I cannot pick one.
僕は彼の音楽に惹きつけられ、できるだけ多くのことを学ぼうとした。ジョン・マクラフリンが僕のギタープレーに大きな影響を与えたことも追加しなくちゃね。読者のみんな、まだ読んでくれていたら、そう、遂に僕の人生を変えたアルバム”Ego”の出番だ。このアルバムはライティングや楽器の使い方、また、言うまでもない事だけどミュージシャンの起用法など、彼の過去の作品とは全く違ったものになっていた。即興を織り交ぜた楽曲構成のレベルの高さといったら、僕はすっかりこのアルバムの虜になっていたよ。一度かけたら、もう止められない。”Ego”は紛れもなくトニー・ウィリアムスの作品の中で、一番好きなもののひとつだ。でも、くどいようで悪いけど、たったひとつをあげるなんて無理なのさ。
<日本語訳 : Mrs. McKnight>
タイトルは”Ego”なのに“Emergency”から始まる。我が家のブログ読者の皆さんならば、あれ?っと思うこともない、ブラックバードの好きなものリスト、これでもなんとか二枚にまで絞ったんですよ。”Ego”はMrs.も大好きで、昔、運転中によく聴いたなぁ。特にこれ、ひとりだったりしたら、もう、大声で歌いまくってた。
長尺イントロ、昔のレコード会社はこれを嫌って、ばっさりカットするって言われてたけど、この曲は生き残ったんだね。正解だよ、聴く側にしてみれば、むしろいつまでも続いていて欲しい、もう、神がかってる。トニー・ウィリアムス、ジャズじゃないよぉ、なんなのこれ?
昔大学にジャズ研なるものがあった。おそらくジャズ研究会の短縮形、いわゆるサークルってやつ。今もあるのかなと思ってググってみると、あるねぇ、軽音楽部と混じっちゃったりしてる大学もある。その頃の話だけど、ジャズ研に入ってた人たちって、結構ジャンル幅広くて、ロックなんかもやってたってイメージある。そもそもジャズって、そういう音楽なんだろうなって思う。
ブラックバード、昔、トニー・ウィリアムスのお家にお邪魔していたことがあるんで、いろいろと裏話はあるんですけれども、今回もその手の話は出てきませんでした。またの機会ですね。