90s バックステージ・パス | Blackbyrd McKnight プログレッシブ・ファンク・ロック・ブログ

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伝説のギタリスト、ブラックバード・マックナイト。その一環した職人気質な音作りとは裏腹にお茶目なブラックバードの一面を、日本生まれの日本育ち、ミセス・マックナイトがご紹介します。

時代とともに、だんだん廃れていったもののひとつがバックステージ・パス。連中、昔は、首から何枚ものバックステージ・パスを下げているのがお馴染みの光景でした。

 

 

何は無くとも、バックステージパスのクリップ・ペイン。

 

 

フェスティバルなどの大きなイベントではいただくことも多いですが、最近ではステッカーすら引退し、リストバンドが主流ですね。以前のブログでも触れましたが、ビルボードライブのご担当は、写真入りのメンバーリストを活用されているので、文字通りの顔パス。あの指名手配犯ばりの写真で、しかも、ちょっと似てたりする連中もいるじゃないですか、大したものです、アーティスト、入れ替わり立ち替わりやってくるのにね。よく見分けがつくなぁと感心します。

 

これは多分、Mrs.が持ってるバスの中で、一番古いもの。

 

 

ジョージ・クリントン、若いですね。“And P. Funkadelic”ってのが笑えるよ。Pファンク・キャンプ、いろんな名称あるけど、こんなのあったっけ・・・。

 

93年はこちら。

 


 

こちらは、キャンプが独自に作ったパス、よって、どこに行っても通用しない、何のために下げてたのかよくわからない代物。

 

 

ジョージも若いけど、Mrs.もまるで子供みたいです。

 

90年代の六本木のクラブやディスコ、ブラザー達はフリーという噂がありました。Mrs.は関西に住んでいたので、本当のところはわかりません。ちなみに、関西では女の子はフリーって日があったりして、逆だったんですけどね。

 

確か、3度目の来日の時だと思うのですが、連中、六本木に繰り出すと言うので、一緒に行くこととなりました。その時、バンド・パスをしていればフリーで入れるからと、ブラックバードがMrs.にパスを貸してくれました。本人は土壇場で行かないことにしたんですよ。もう頭数に入っちゃってたので、出かけることとしたMrs.、一応パスは下げていたものの、しっかりと入場料を請求されました。面々はもちろんするすると通り抜けて行きます。それが印籠代わりのパスの効果だったのか、噂通り、ブラザーだったからなのかは、今でも謎ですけれども。1時間ほどで退散したMrs.、夜中に部屋のドアをノックする音が。見るとブラックバードです。開けると、

 

BB:"バックステージ・パス、返して!クラブに行くんだ!”

 

と、ぴょんぴょんと楽しそうに跳ねました。なんだ、私と一緒に行きたくなかったのかよと思っちゃいましたね、あの時は。一応、返しましたけれども、噂通りだとすれば、そんなもんなくても入れていたかもしれません。

 

Pファンクの曲に、”No Head, No Backstage Pass”と言う曲があります。

 

 

このHeadという言葉、もちろん、頭と言う意味ではありません。年齢制限をかけることのできない我が家のブログで、そのセクシーすぎる意味をご説明することはできかねる。この曲、いつもの深いPファンクの曲とは違って、コンサート会場に、あの人を知ってる、この人に繋いでと押しかけてくるファンを、セキュリティがあしらってる曲なんですけれども、そのあしらい方が、如何にもって感じで面白いんですよね。Urban DictionaryでHeadと入れると、すぐに出てきます。大人のファンカティアは、どうぞそちらで。多分皆さん、そんなこと言ってたの、セキュリティじゃなくて、ジョージ、お前だろと叫んでしまうかもしれません。ええ、もう、大昔の話ですけれどもね。