R.I.P. ポール・ジャクソン | Blackbyrd McKnight プログレッシブ・ファンク・ロック・ブログ

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伝説のギタリスト、ブラックバード・マックナイト。その一環した職人気質な音作りとは裏腹にお茶目なブラックバードの一面を、日本生まれの日本育ち、ミセス・マックナイトがご紹介します。

今朝、目覚めて電話を覗いたブラックバード。珍しいことに、ビル・サマーズからのメッセージが残っていました。

 

日本でもご活躍されていたので、すでにご存知の方も多いと思いますが、パワフルでグルービーな、あのファンク・ベース・マスター、ポール・ジャクソンが亡くなったとの連絡でした。The Headhuntersで同じ釜の飯を食った仲間。楽しい事や嬉しい事だけじゃなく、苦労や悲しみを一緒に乗り越えて来た仲間です。

 

ポール、Pファンクのライブに何度も来てくれたの。クラブチッタがまだ体育館の様な作りだった頃、息子さんと一緒に来てくれたな。ジョージとブーツィーが一緒に来日した、今思えば夢の様なツアー。そうね、ブーツィーが持ち時間を遥かに超過した、長尺5時間越えとなった、あの伝説のライブですよ。終演後、外に確かフェンスがあって、その横で再会を喜び合い、長いことお喋りしたなぁ。ポール、すごく楽しかったみたいでご機嫌だった。

 

もう、何年か前になるけど、彼が音頭を取ってくれて、日本でヘッドハンターズの再結成ライブをしようって話になったんですよ。残念ながら実現しなかったんですけれども、もう一度、ポールと演奏できたら良かったのにな。本当に残念です。

 

ブラックバードがFacebookにポストしたポール・ジャクソン追悼の言葉。

 

“Acknowledgment to one of the baddest and funkiest bass players ever to walk this planet Mr. Paul Jackson!!!! (この地球上で最高にイカしてて、ファンキーなベースプレイヤーの一人、それがポール・ジャクソンさ。)”

 

電話で話したビル・サマーズが言いました。

 

BS:“なぁ、バード、Survival of the Fittestを聴く時あるか?俺はこの頃、よく聴くんだ。俺たちゃ、世界を変えたんだぜ。”

 

The Headhunters、本当に才能あるミュージシャンの集まりだけど、そのバックボーンはやっぱりポール・ジャクソン。彼のベースが聴こえてくると、もう、体が勝手に動き出すよ。


 

God Make Me Funky / The Headhunters

 

このビデオのタイトル、いいね。“God Made Me Funky"。うん、正しく言うと、間違ってるんだけど、あながち間違いでもない。ええ、神様は、間違いなく、ポール・ジャクソンに溢れるほどのファンクの才能を与え、その進んで行く道を照らした。そして私達聴く者は、皆それを心から楽しみ、明日の活力に繋げた。神様、ありがとう。ポールが今からそちらに行くから、どうぞよろしくね。

 

ポールもどうもありがとう。ブラックバードを弟の様に可愛がってくれて、どうもありがとう。たくさんのグルーブをどうもありがとう。こんなに急いで行く事ないのに、悲しいよ。でも、頑張る。グルーブし続けるよ。ポールが教えてくれたたくさんの事、もう、何十年も前のことだけど、忘れてないよ。ブラックバードのグルーブの中に、ポール・ジャクソンは生き続けて行くんだよ。