前回、コラージュ作成が始まった経緯をご報告しました。その後、またまた面倒な事を言い始めたブラックバード。
BB:”音がさ、やっぱ、イマイチなんだよなぁ、iPhoneじゃあさぁ・・・。”
そうかなぁ、Mrs.にはめちゃくちゃクリアないい音に聴こえるけど。それに、みんなもスマホかパソコンのスピーカーで聴くんだから、そんなに細かい事拘ってないよ。それより、頻繁にアップしてあげた方が、元気でるじゃんと思うMrs.と、もう、言い出したら聞かないブラックバード。
BB:”BabyfaceをiPhoneに繋ぐとかさぁ、出来ないかなぁ。”
この自分に質問しているかの様な言い回しが厄介なんですよ。要はMrs.に調べて欲しいの。Mrs.も、あんま、よくわかんないんだから、音に関してはミュージシャンのお前がやってくれよと思ってしまう。そもそも、Babyfaceって、NAMMショーの時にアーティスト価格で融通してもらって、Tシャツまで付けてもらった記憶はあるけど、一体、何者?こいつです。
オーディオインターフェースと言うものらしいけど、どう考えても、こいつとiPhoneを繋げるとは思えない。
Mrs.:”ねぇ、外付けマイクは?テレビのカメラマン達の機材に、ふわふわのマイクついてるじゃん。あんな感じ・・・。”
BB:”マイクだったらいくらでもあるよ、ここに。”
確かにあるけどさ、そうじゃなくて、iPhoneにくっつける奴だよ。でも、もう、ブラックバードの頭の中には、プロ仕様の音を届ける考えしかありません。一歩も引かない男です。なんか、一番やりたくない方法が実はあるんだけど、仕方ありませんね・・・。
Mrs.:”だったらさぁ、Mrs.に音のファイル送ってよ。それをiMovieでビデオに合体させるから。”
ブラックバードの目がキラッと輝きます。
BB:”本当!出来る?”
出来ると知って言ってるくせに・・・。
BB:"面倒じゃない?”
相当面倒だし、上手く行くかどうかもわかんないよ。でも、お前が妥協しない以上、やるっきゃないじゃん。
BB:”わーい、それで、良い音を届けられるよ!”
でも、この案、予想通りつまづきまくり。まずブラックバードの送って来た音楽ファイルをiPhoneにダウンロードできません。調べて見ると、どうやらパソコンのiTune経由でしか転送できないみたい、マーケティング戦略でしょう。Mrs.、普段、iTuneなんて使わないから、まず、そのアップデートから始まる我が家のプロジェクト、前途多難感が漂います。
やっとこさファイルをiPhoneに転送、iMovieでビデオとシンクロさせてみましたが、これ、本当、簡単な話ではありません。音楽ファイルの方はきっかりカウンターゼロから始まる中、ビデオはボタンを押すタイミングでほんのわずかなズレが生じます。カウント音に合わせ何度か試していると、ボタンを押した後、どのくらいで録画が始まるかはわかって来ましたが、ブラックバードが納得する程、きっちりとシンクロするはずもありません。Mrs.の目にはシンクロしている様でも、ブラックバードが見ると、
BB:" ノー、ビデオの方が早い。”
確かにビデオの方の音と、後から足したファイルの音を同時にかけると、ゼロコンマ1秒ほどずれてます。流石だ、こいつは騙せないぞ。ビデオの方が早い場合、どうすることもできません。全く妥協する気の無いブラックバードを納得させるには、ボタンを気持ち早めに押して、頭の部分をカットするのが一番確実でしょう。ああ、編集なんて、もうセミプロレベル、我が家の音楽クリップ配信。
でも一番厄介だと思った映像の編集、たまたまかもしれないけど、結構、上手くいった。音だけだったら手探り作業だけど、ビデオの方にカウント音が入っているのが助けになった。見事にシンクロしたビデオを見て、ブラックバードも感心することしきり。
BB:”ハニー、君、凄い腕だね!僕のエンジニア出来るよ!”
いいえ、結構です。
そして出来上がったのがこちら。
先日亡くなったBill Withers氏へのトリビュート。今の私達に必要なのは、こんな美しい歌ですね。元気が出ます。音の違いも、皆さんに伝わると嬉しいのですが・・・。
この日のご飯はチャイブ入り出汁巻。
ケールのサラダ。
サーモンのソテー。レンズ豆のライスの上に乗っけました。
なんか、もう、組み合わせ、めちゃくちゃ。日系マーケットで買って冷凍しておいた食材も底をついて来たので、メニューにも行き詰まり感が出て来ます。でも、外に買い物に行かなくてもドアの外まで配達していただけるなんて、本当にありがたい。自宅待機組にとって、外で働いてくれる人はみんな、ヒーローです。