歴史小説でも、ファンタジーでも、よく刀剣といいますが、
「刀」と「剣」に関して、ちゃんと区別している作品が少ない
ように思います。
まー半分は、独自の解釈なので、これが正しい!という
わけではありません^^。
「刀」というのは、刀身がそってますよね?
あれは、斬るためやからです。
包丁で魚さばくのにも、斜めにいれますしね。
逆に「剣」は、まっすぐです。
それは、「突く」もしくは、「叩く」ためやからです。
「刀」のように、刀身がそってたら、重心がずれるからで
す。
ファンタジーゲームでもよくでてくる「レイピア」や「エストッ
ク」(和訳すると突剣)は、「突く」に特化した剣です。
ま、「レイピア」は貴族の「飲み会」での剣舞用の剣がもと
ですけどね。
「フォールチョン(三日月刀)」や「シミター(曲刀)」は、日本
刀よりも”そって”ますし、やはり斬る武器です。
同じ”刀剣類”といわれるものが、このような別の進化を遂
げたのか?と考えたとき、うちは、”気候”と”鎧の進化”が、
関係している・・・と思います。
「レイピア」「エストック」は、欧州発祥の武器です。
こちらは、「騎士」とか・・・鎧が発達したしました。
つまり攻撃側からすると、鎧の上から「叩いて衝撃を与える」
か、「鎧の弱い部分(関節の継ぎ目とか)」を突くことが、有効
な攻撃方法でした。
日本の武者鎧は防具としては、「うーん?」な感じなので、
「斬る」ことができます。「シミター」等に関しても、砂漠地帯の
武器なので、鎧なんてつけませんしね(暑くてつけらんねー)。
そして、槍は、突く武器です。そして長射程。
馬上の敵を突くには、有効な武器です。
ま、うちが思うに、「斬る」と「突く」の両方を兼ね添えた武器は、
「薙刀」です。
話かわりますが、日本馬って、ポニーよりも体格が小さかった
ので、武者鎧なんかきた武将を乗せたら、走ることはできません。
武田騎馬軍団にしても、実際には、補給物資を運ぶために利用
していた・・・というのが有力な説です。
歴史映画では、よく騎馬軍団がでてきますが、あれって、サラブ
レットですしね。戦国時代には日本に、いなかったでしょうw。