【四柱推命考察】君たちはどう生きるかー宮崎駿さんの命式を読むー | 四柱推命鑑定士オツベルの日常~占い師の日記~

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どんな人が占い師になるんだろう?と思っていた私が四柱推命の鑑定士に!!人間関係・親子関係・夫婦関係・自己分析・恋愛・仕事についての鑑定と子育てのこと、夫のこと、本業の介護やニワトリのことなど日々のあれこれを綴っています♪

タイトルでピンときたでしょうかひらめき


そうです、そうです。

NHKで12月16日に放送された

プロフェッショナル仕事の流儀です指差し


途中から視聴したんですけど

すっごく面白かったキューンキューンキューン


宮崎駿さんにとって

高畑勲さんという存在とは。


宮崎駿さんの最新作、

『君たちはどう生きるか』とは。


これ、命式めっちゃ気になる案件!!


と、いうことで

超久しぶりに

有名人鑑定やります指差し


⚠注意⚠


以下の記事は

オツベルが

『プロフェッショナル仕事の流儀』

を視聴して感じたことを

宮崎駿さん、高畑勲さんの命式と

照らし合わせて書いています。


『読み物』として楽しんでください。




宮崎駿さんの命式のイメージ

宮崎駿さんの命式

出生時間不明なので三柱です。


宮崎駿さんは『水』の人。
【癸・みずのと】だから陰の水。
【癸】のイメージは雨水。
雨水は時間をかけて溜まっていく水だ。

私が宮崎駿さんの命式から描いた景色は
山に囲まれたダム

山(戊)は通変星でいうと『正官』
ダム(癸)は通変星でいうと『比肩』

『正官』は
「あるべき姿」「目指す姿」「規範」であり
『比肩』は
「自分のやり方で貫く、たどり着く」だ。


宮崎駿さんの命式は
あるべき姿(山に囲まれたダム)にむかって
ひたすら歩む(ダムに水を溜める)ような命式だ。



宮崎駿さんの命式の物語


宮崎駿さんにとって
あるべき姿、目指す場所は高畑勲さんだったようだ。
高畑勲さんを慕い、憧れ、目指し、追いかけた。

山が形作る器を満たすために
ひたすらに自身の才能をそこに注ぎ続ける。

月柱の十二運星は「建禄」
「建禄」は頂点(帝旺)を極める手前の状態。

「正官」「比肩」「建禄」の月柱の並びは
あるべき姿を目指してどこまでもストイックに
自分の世界を突き進んでいくようだ。

「君たちはどう生きるか」の制作風景。

高畑勲さんがモデルの大伯父を描き出す様子は
宮崎駿さんがこれまでの人生で
高畑勲さんという存在を追い続けた
その軌跡をなぞるような
シビアさとストイックさだった。

出来上がった大伯父との再開のシーン

大伯父が作り守ってきた世界を
受け継いでほしいと主人公に伝えるのに対して
主人公はそれを拒み、
大伯父が作り上げた世界を崩壊させた。

ダムを満たすために注いだ水は
臨界を超えて決壊してしまった。

四柱推命の命式は
年柱→月柱→日柱→時柱と
ライフステージを読み解くことも出来る。

御年、82歳の宮崎駿さんは
ライフステージで言えば日柱を読むところだが
どうやらまだ月柱で足踏みしていて
『君たちはどう生きるか』を創り上げることで
ライフステージを日柱に進めたようにも見えた。


宮崎駿さんにとって映画とは


四柱推命が好きな人だったら
宮崎駿さんの命式を見て
「おやっ??」と思ったかもしれない。

アニメ界の巨匠、宮崎駿さんの命式は

食神、傷官がない

食神、傷官は伝達、表現を司る通変星だ。
それが1つもない!!

どういうこと!?

宮崎駿さんにとって、
アニメーションを作ることは
表現というニュアンスではないのかなと思う。

宮崎駿さんにって
アニメーションを作ることは
目的を達するための方法、手段であって
アニメーションを作ることそのものは
本質的な目的ではないのかもしれない。

命式において、
その人の本質を現すのは日支の通変星だ。

宮崎駿さんの日支の通変星は【偏官】

【偏官】は
「人を助けたい」「世の中を良くしたい」
といった性質を持つ。

宮崎駿さんの作品を思い浮かべてみる。

風の谷のナウシカ
天空の城ラピュタ
もののけ姫
ハウルの動く城
千と千尋の神隠し・・・

どの作品にも観る人に対して、
その時々の世の中に対して、
問題提起をしてきたように思うのだが、、、どう?


プロフェッショナル仕事の流儀の中で

「君たちはどう生きるか」という問を投げる
その問を投げる宮崎駿さん自身もまた
その問に対する答えを持ってなければならない

という言葉があった。

【偏官】は別名【七殺】という。
【比肩】から数えて7番目の通変星で
自分自身を現す【比肩】を強烈に剋するからだ。

「君たちはどう生きるか」と
世間に対して問うために、
自分自身がどう生きるかということに
徹底的に向き合う。
まさに強烈な比肩に対する剋だなと思う。

つまり、宮崎駿さんにとって
アニメーション制作、映画制作は
世の中に対して
「それでいいの?」を突きつける手段
なのかもしれないね。

ライフステージを日柱に進めた今後


宮崎駿さんは
「君たちはどう生きるか」を完成させて
追い求めた高畑勲さんとの関係を
オバーフローさせた。

月柱の役割は完結して
日柱へ。

日柱は「比肩」「偏官」「冠帯」。

月柱の「比肩」は
高畑勲さんを目指した「比肩」だったが
日柱の「比肩」は
宮崎駿さん自身として歩む「比肩」だ。
その下にある「偏官」はやはり世の中に対して
「それでいいの?」を問うのだと思う。
十二運星「冠帯」は大人になったばかりの
怖いもの知らずな勢いを持つ星。

次作があるならば
それは
きっとこれまでとは違う
露骨で忖度のない
宮崎駿さんのメッセージが
込められるような気がする。



予想通り、めっちゃ長い記事になった〜不安不安不安
高畑勲さんの命式と宮崎駿さんの命式を並べたら
これまた、すごいの出ましたな感じでしたの。
それもまた書きたいと思いますので
読んでいただけると嬉しいです目がハート目がハート

長文読破、お疲れ様でした〜ニコニコ




冬の朝の海




有名人鑑定〜上橋菜穂子さん①〜