ジャクスン・ブラウン 『I'll Do Anything』 | Music and others

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 7年振りの単独の来日公演が始まりました。彼にとっては、縁のある広島市での公演が今回も組み込まれています。

私は、東京での最終公演である13日(金)に行くことが決まっています。3月5日(木)の東京国際フォーラム・ホールでのクロスビー、スティルス&ナッシュ(Crosby, Stills, & Nash)の公演にジャクスンはゲスト出演を果たしています。休憩を挟んだ第2部で、グラハム・ナッシュ(Graham Nash)とジャクソン・ブラウンが並び立ち歌ったのは「The Crow On The Cladle」でした。

目前に迫った公演の予習のために、ジャクスン・ブラウンのライヴをフルに収めた本作品、『I'll Do Anything - Live In Concert』を観ています。 これは、2012年11月のコロラド州で収録されたライヴで、全17曲(ジャクスン自身の曲は16曲)で90分という内容です。本来は、AXS TVと云うケーブル・テレヴィジョン用に企画されたものだったようです。

このライヴは、マイル・ハイにあるデンヴァーはパラマウント・シアター(at the Paramount Theter , Denver, Colorado)で11月14日に収録されたものになります。




Jackson Browne - I’ll Do Anything: Live In Concert :

1. Black And White
2. I'm Alive
3. Farther On
4. The Naked Ride Home
5. Live Nude Cabaret
7. The Pretender
8. A Child In These Hills

9. Tokyo Girl
  ※)Featuring Val McCallum

10. These Days
11. In The Shape Of A Heart
13. I'll Do Anything
14. Running On Empty
16. Rock Me On The Water
17. Before The Deluge



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◆ Personnel;
  Jackson Browne  Vocal, Piano, Guitar
  Val McCallum   Guitar, Vocals
  Mauricio-Fritz Lewak   Drums, Vocals
  Sara Watkins   Fiddle, Vocals
  Sean Watkins   Guitar, Vocals
  Tyler Chester   Bass, Organ, Piano



DVD International Release dates:
  US release – June 18
  UK & Europe release – June 24
  Australia / New Zealand – July 12
  Japan – August 21

 


最新アルバムである14枚目の『Standing In The Breach』がリリースされる前のライヴであることと、演奏形態がアコースティック中心のため、2015年日本を皮切りにスタートするツアーとは異なります。


バンド・メンバーもこのところお馴染みとなった、
  ドラマーのモウリシオ・ルウォック(Mauricio-Fritz Lewak)
  ギタリストのヴァル・マッカラム(Val McCallum)
に、カントリー畑出身とは言え、自由奔放なサウンドを放つニッケル・クリーク(Nickel Creek)のワトキンス姉弟(Sara Watkins,Sean Watkins)と、フリクション・ファミリー・リユニオン(Fiction Family Reunion)等で活動していたタイラー・チェスター(Tyler Chester)と云う、最近目を掛けている若手を交えた布陣です。


個人的には、もっとタイトなかっちりとしたサウンドの方が好みです。 やはり、デヴィッド・(化け物)・リンドレーさんのラップ・スティールは欠かせませんから。でも、やはり長身の大男と言えるヴァル・マッカラムのギターは目立ちます。


さて、客席にいる観客を見ても、やはり中西部のカントリーな雰囲気があり、服装や顔からすると比較的年齢層が高いことが伺えます。 私と同じ10月生まれの天秤座である、ジャクスンも1948年生まれですからもう66歳です。


容貌からすれば、綺麗に年を重ねたように見えます。



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いつものように、ジャクスンの近くには20本近い、アコースティック・ギターが配置されています。この映像では、1曲ごとに違うギターに交換している風には見えませんでしたけど。


また、どの国でもお馴染みとなった客席からのリクエストに応えて、急遽演奏する曲を変えるシーンが3曲目にあります。 バンドメンバー的には、少し”ドキドキ”感がありますが、熟練したメンバーにとっては当たり前のことなんでしょうが・・・・。 自分だったら、コード進行間違えそうですけどね。


本日は、東京公演の初日になる日ですが、名古屋公演のレポートを見る限り、このライヴとは違い曲数も23曲と増えているようです。 そして、めったにやらないような珍しい曲を演奏したり、また、新作アルバム『Standing In The Breach』からは7曲ほど演っているようで愉しみです。



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このライヴで最も印象的だった曲は、やはり4年前の3月11日の出来事と関連付けてしまいます。ジャクスン・ブラウンを聴き始めた、最初の頃はこの曲大嫌いでした。アナログLPの頃は、B面最後のこの曲はいつもカットしていました。 何時の頃からか、長い曲だけどその歌詞に込められたメッセージが心に響くようになりました!!(最初は、なにカッコつけて! こんな青い事言ってるんだと思っていました)私も、少しだけ歳を重ねたのだと感慨深く想ったものです。




◆ Jackson Browne - ” Before The Deluge” in Denver 2012 ;






13日の公演の感想もすぐに書いてアップしたいと思います。