二人のニール・ヤング "Old Man" | Music and others

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2-Neil -Young-2015









"その参"(ここ↓↓)にて、ベン・キースの素晴らしいスティールの名演が聴ける楽曲として紹介した"オールドマン"の別ヴァージョンです。

本題から逸れてしまいますが、ニール・ヤング関連の中では非常に面白いのものなので、紹介してみます。

主役になるのは、アメリカ合衆国の有名なテレビ司会者、コメディアンのジミー・ファロン氏(Jimmy Fallon)です。




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□ 略歴;
ジェーム・トーマス・"ジミー"・ファロン(James Thomas "Jimmy" Fallon, 1974年9月19日 - )はアメリカ合衆国のテレビ司会者、コメディアン、俳優、歌手、ミュージシャン、プロデューサー。現在NBCの深夜のトーク番組『ザ・トゥナイト・ショー・スターリング・ジミー・ファロン』の司会を務めている。それまでいくつか映画出演したが、1998年から2004年まで『サタデー・ナイト・ライブ』、2009年から2014年まで『レイト・ナイト・ウィズ・ジミー・ファロン』に出演していたことで知られている。


この『ザ・トゥナイト・ショー』の第1回目は、2009年3月2日、ゲストにロバート・デ・ニーロ、ジャスティン・ティンバーレイク、ニック・カーター、音楽ゲストにヴァン・モリソンを迎えて放送されています。

特に人気なのが、ジミー・ファロン本人による歌真似や物真似のコーナーです。
単なる上手いモノマネに終わることなく、直近に起きた注目を浴びた事件や出来事を風刺して替え歌にしている点がかなり斬新である。観た目、パフォーマンスがソックリなだけの、モノマネではないと思います。ワン・タイムの放映で終わりにするには勿体ないわけで、YOUTUBEなどの動画サイトで全世界に拡散して行きました。



さて、"ファロンズ ・ヤング"(Fallon's Young)としては、2010年のウィロー・スミス(Willow Smith)の "Whip My Hair" が最初の登場となります。余談ですが、この元歌のシンガーは当時13歳!、俳優のウィル・スミス(Will Smith)の娘だったのです。長男のジェイデン君と併せて、とてつもない才能をもつファミリーです。


2作目がイギー・アザリア(Iggy Azalea)の"Fancy"になるのです。これは、CSNYの"Y" として、バックには現在来日中のCS&Nが出演した収録での出来事です。完璧なハーモニーとまでは行かないけれど、これまた素晴らしい出来映えでした。


そして、満を持したかのように今年の2月にニール・ヤング本人がゲストとして出演した際に、クラシックとも言える"Old Man"をデュエットしたのです。ニール曰く、"ファロンズ ・ヤング"は自身が20代の頃の若いヤングだとコメントしていました。



とにかく、似ています、ぜひ観て欲しいです!


■ Two Neil Youngs Sing "Old Man" ;









それから、番外編にはなりますが、最高に可笑しかったのがこれです。ボスこと、ブルース・スプリングスティーン(Bruce Springsteen)との競演でした。彼の代表曲の一つである、"Born To Run"をパロディー化して歌っているのです。しかも、その替え歌の歌詞が、当時政争の愚としてスキャンダルとなっていた、ニュージャージー州の知事に纏わる恣意的な交通渋滞疑惑です! 選挙の際に、自身を支援しなかった対岸


※)2013年9月、ニュージャージー州のクリス・クリスティー知事の側近が政敵への報復として主要道路の通行規制を指示し、大渋滞を引き起こしたことが暴露されたスキャンダルです。
ニュージャージー州とニューヨーク市を結ぶジョージ・ワシントン・ブリッジの一部車線が4日間閉鎖され、大渋滞が発生したことが発端です。




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タイトルは、

Governor Christie's Traffic Jam"
  州知事 クリスティーの報復渋滞(交通渋滞)

です。ニュージャージー州出身のボスにこの替え歌を歌わせる仕掛け(懲りよう)には恐れいります。同じ衣装を身にまとっているのですが、二の腕の筋肉の盛り上がり方が違うので簡単に区別できます。




◇ Bruce Springsteen & Jimmy Fallon: "Gov. Christie Traffic Jam" ("Born To Run" Parody)





それにしても、こう言うことが出来る許容範囲のある国、羨ましい限りです。 日本ではこんなことまず許されないでしょうから・・・・。 それにしても、ボスの存在感は圧倒的でした。
逆に、ニール・ヤングはこの番組に出演した目的は、例のPono Worldの紹介がメインでしたから,少し自身のエゴが出てしまい残念に思えました。