病理結果 | 強いことは優しいこと。

強いことは優しいこと。

2017年34歳で乳がんになった私の思うこと。
徒然なるままに。
日々変わるであろう私の気持ちと、変わらないで欲しい普通の毎日を。

手術前のマンモトーム生検での診断は非浸潤性乳管癌。

リンパへの転移もなく、全摘だから切って終わり。

全身麻酔の影響なのか食欲が戻らないとか、
胸に収められたティッシュエキスパンダーの違和感とかはあっても、
そもそも癌だなんて自覚するほどの症状なんてある訳もなく、日常に戻れていく感覚はすぐだった。

でも退院から1週間後に病理検査の結果を聞きに行く時はやっぱり自分は癌なんだと不安な気持ちになり、精神的に不安定になった。
でも癌と確定される前ほどではなかった。

病理検査の結果は非浸潤ではなく浸潤してた。

わずかな浸潤でki67の数値も穏やかで大人しく、ホルモン療法が効くタイプ。
取り残しは無いとしっかりとした口調で先生は言った。

先生は残念だけどほんの少し浸潤してたよ。
長い目で見て主治医としてはホルモン療法を進めますと。

やっぱりねー。
切って終わりを望んで手術したけど、
本当にちゃんと正しい選択してきて良かったぁ

浸潤してた事はそれなりにショックだったけど、落ち込むとか不安とかでは無かった。
ホルモン療法は想定内。
つかそもそも癌が想定外。

5年後10年後のリスクはきっと誰でも一緒。
明日突然事故に遭う確率や、
来年病気が発覚するかもしれない事や、
30年後に眠ったまま召されるかもしれないこと。

誰にだっていつでも平等なのかもしれないし、
運命は理不尽の塊かもしれない。

だったら限られた時間ではなく、
時間を限ってできる限り楽しく笑って過ごさなくちゃ!