豚の角煮に泣かされる | 強いことは優しいこと。

強いことは優しいこと。

2017年34歳で乳がんになった私の思うこと。
徒然なるままに。
日々変わるであろう私の気持ちと、変わらないで欲しい普通の毎日を。

手術が始まったのが12時。

病室に戻ったのが18時頃だった。

 

夜中の12時まで1時間おきに看護師の方が体温や血圧などを計測しにきて、眠りは浅かった。

痛みはまぁぼちぼち耐えられる程度。

それより腰が痛かった。

 

夜の内に尿道のカテーテルを抜いてもらい、朝看護師の付き添いのもとトイレに行った。

体を起こすことがまず困難で力のいれ方が分からない。

やっとの思いで立ち上がっても目眩が凄い。

 

ちょっと急に病人になったみたいで焦った。

トイレに行っても吐き気と目眩で立ち上がれなくて車椅子で病室へ帰還。

もともとの低血圧に加え、全身麻酔の影響で更に低くなり超つらい。

 

朝ごはんは普通食なんだけど、ご飯多すぎ。

お味噌汁が最高に美味しかったけど、あとはお残し。

 

だって右手が上がらない。

もう動かし方忘れたくらいな勢いで上がらない。

 

昼食に出た豚の角煮が不味すぎて、主人の前で泣いた。

パサパサで固い豚肉が私の食道を傷つける勢いで攻撃してきて、痛くて泣いた(笑)

 

傷が痛いとか気持ち悪いとか、なんとなくの不安とかもあったのかもしれないけど・・・

あれは確実に豚の角煮に泣かされた。

 

退院してから豚の角煮を自分で作ったけど、初めて失敗し、まさかのパサパサに仕上がって、

主人と顔を見合わせて大爆笑。

 

もうしばらくの間、豚の角煮はいりません。