"変な老人、音集めた"
コト(xiangyu)、タケさん (鈴木慶一)、ヤマダ (平井亜門)、ヒロコ (宇乃うめの)、老若男女、不思議な4人。なぜか自然と、あれよあれよで擬似家族。
違和感なく“家族団らん”。勝手に溶け込んで何でも受け入れてくれるやさしい世界。
音や匂いは、記憶と結びつく。鑑賞後もたなびく。なんかずっと引っかかる作品。
“5時のチャイム”
毎日聞こえるような心でありたいものです。笑笑
* 以下、ネタバレあり。
床がきしむ、砂利道を歩く、ドアを開ける、漬け物をかじる、紙を破る、街の目覚め... 生活音が耳に残る。
"どうしても、届けたい音がある"
生き埋めになってしまったタケさんの妹が聞くはずだった一生分の音。
“音の墓”... 考えたこともなかった。
目玉焼き、カレー、餃子、食事シーンも見どころで、食事のたびに4人の距離が縮まってる気がする。互いを理解し、自分自身を見つめ直す時間。
「世の中の大抵のことは、玄関で解決できるんで...」
それじゃあ、ちょっと寂しい。
人と人との繋がり、不思議な共同生活で、コトにも変化が? 話ができなくなってしまっていた父に対して、コトなりの新しい一歩。
ケチャップそうめんって、美味いのでしょうか?笑笑
印象的なタイトル『ほとぼりメルトサウンズ』の誕生話。200個ぐらい候補があったとのこと。『集音トルネード』は流石にださい。笑笑
着回し上手なコトを演じたxiangyu(シャンユー)が歌う主題歌“LIFE!”は撮影後に制作。
寄り添いすぎず、引っ張っていけるように!とのこと。中毒性が高くて、TikTokで流行りそうな、一聴でそれとわかるケンモチヒデフミ・サウンド!!
-あらすじ-
ある日、かつて祖母の家だった空き家をコトが訪ねると、庭にダンボールハウスが建っていた。しかも、住み着いていたのは、街の音を録音し“音の墓”と称して埋める奇妙な老人だった。老人に興味を持ったコトは、手伝いを始めるが、ある日立ち退き要請があり...
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