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Raging Fire = 荒れ狂う炎

 
まさに。笑笑
 
真実の男、警察内部の腐敗に怒り、どんな悪も許さないボン警部 (ドニー・イェン/Donnie Yen)。融通の利かなさは『相棒』杉下右京のイメージ。やり過ぎてしまうところは『24 -TWENTY FOUR-』ジャック・バウワーか。笑笑
 
対して、復讐に狂った男、ンゴウ (ニコラス・ツェー/Nicholas Tse)。容姿もビックボスとしてもかっこよすぎ。セクシーオーラが半端ない。笑笑
 
2人を中心としたカーアクション、ガンアクション、ナイフ、警棒、鉄パイプ、拳... の全部盛り。スケール、スピード、アクション映画の最高峰!! タイマンは、言わずもがなだが、あの『Heat』ばりの市街地での銃撃戦は半端ない。レベチ。
 
スタント・コーディネーターは、谷垣健治。香港映画の底力!!ベニー・チャン監督、遺作にして最高傑作。
 
 

 

 
動きが速すぎて、脳の処理スピードが追いつかない。笑笑
 
特に、車にひかれそうな子供を救出するシーンは、アクロバット過ぎて「おぉーーー!!」と思わず声が出た。笑笑 映画館で、笑うこと以外で声が出てしまうことはなかなかないので、自分でもびっくり。
 
 
ボンンゴウが中心ではあるが、チームバトルもの。目的を共有し、信頼し合ったチームのかっこよさ。ストーリーは、想像できる範囲だが、それでも熱量で感動にも誘われる。
 

 

 

 

2019年、香港逃亡犯条例改正に対して、民主化デモが拡大。香港警察は武力で対抗した。香港国家安全維持法で、民主化デモを鎮圧。自由は失われ、一国二制度は終了。日本でも支持されていた民主活動家の周庭(アグネス・チョウ)らが逮捕・収監されたのは記憶に新しいところ。

 

中国の検閲というリスクもあるが、香港警察自体がもうヒーローではなくなってしまった今、最後になってしまうかもしれないポリスアクション。エンタメとして堪能したい。

 

 

 

 

 

 

 

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