逃げ上手の若君 15 | あだちたろうのパラノイアな本棚

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読書感想文、映画感想、日々のつぶやきなどなど。ジャンルにこだわりはありませんが、何故かスリルショックサスペンスが多め。

『逃げ上手の若君』新刊。

 

 

表紙は成長した斯波孫二郎くん、つまり斯波家長です。※史実的なネタバレあり注意

 

この巻は家長くんが目一杯生きて、そして死んでいった巻でした。短い命でした・・・17歳。

 

 

個人的趣味で選んだ珠玉の一枚をどうぞ。

 

 

その1

 

 

長尾景忠でかい

 

馬も輿もなくてもラクラク♪長尾便利だな〜

もちろん、こんなラクができるのは上杉様だけの特権です。

 

 

その2

 

 

自分の死を予期した斯波家長くんが次の世を託したのが上杉憲顕でした。

それまで憲顕さまはわりと

「出世とかキョーミなし、武士がなんで命かけて戦うのか意味わかんない、自分の好きな(変態的な)実験だけやっていたい」

という自由人だったのですが、家長くんが託したものの重さを噛み締め、政治家としての第一歩を踏み出す。

 

憲顕覚醒☆

 

乞うご期待だ!

 

 

マンガならではの現代パロなんかも入っており、なんかもう涙が出ちゃう。

 

 

今の世を生きてる若者って、面白いのかな?

なんでもスマホで調べられるし、そこに座ってても情報は手に入るし、仕事はAIがやってくれちゃうし、どうかすると頭使わずに生きていけるし、人間が生きていく意味ってなんなんだろ?

 

こんなに若くして死んでかわいそう、

ってちっともかわいそうじゃないよ、ところで君は?

 

っていう、胸を打つエピソードではありましたな。ホロリ。

 

そのほか、

 

北畠親房が美しすぎるおじさんだった

息子そっくり・・・

 

足利直冬キター

親父そっくり・・・

 

これからも見どころたくさんですな。

 

 

〜おまけ〜

 

 

4月カレンダーは厳島の戦いだそうです。毛利元就?