やあどーもどーも
ヤボ用などありまして、しばらく浮上しておりませんでした。ログインすらしておらず放ったらかしのアカウントだったのですが、意外にもブログ訪問してくださる方がいらっしゃいまして、ありがとうございました
いくつか読んだ本はたまっていたのですが、ちょうど新刊を読んだので、これなど。
秋吉理香子さん作品は『婚活中毒』などで、イヤミスの人だーというイメージがありましたので、こちらもそんな感じかなと思い読みました。
歴史あるミスコン「ミューズ・オブ・ジャパン」の二次審査を突破したファイナリスト7名が、最終審査地であるリゾートアイランドに向かいます。
そこは大富豪が経営する、至れり尽せりの豪華なヴィラ。ここでビューティーキャンプを行うとともに審査がおこなわれ、優勝者「ミューズ」が決まるという。
島に到着後、ここのオーナーであるイケメンの大富豪、ミスター・クリスに会った彼女らは胸をときめかせ、自分こそがミューズになるのだと闘志を燃やします。・・・が。
いきなりオーナーが何者かに襲われ大怪我をして意識不明に。
和やかに過ごしていた女たちの間に疑心暗鬼が生まれ、ギスギスした人間関係の中、ついに殺人事件が
ミスコンのファイナリストらが最終審査に集められるって、それだけでももう人間関係最悪っぽいです。
・・・と思っていたのですけど、最近のミスコンでは、ただ外見が美しいだけではダメなんですね。教養や人格やリーダーシップなど、人間としての総合能力を求められるので、人品骨柄が卑しい女性は、そもそもファイナリストになれないんだそうです。
いやはや、最近は女もタイヘンなんですよ。
なので他人に嫌がらせをしたり足を引っ張ったりするなんてナンセンス。お互いリスペクトし合い、切磋琢磨しながらも困っている人がいたら助け合うという精神が大事なのです。
そういうわけで、不可解な事件に見舞われながらも、助け合ってきた彼女らなのですが・・・?
まあ正直、「いくらなんでもそんなデキた人間ばっかりてどういうコトよ」と、少々胡散臭く思いながら読んでいました。
そしたら、やっぱり。
化けの皮が剥がれた後はもう見るも無惨・・・
っていうかこれが普通ですよね!身近に凶悪犯がいるかもしれないという恐怖の中で、自分の身を守るのが精一杯。誰かが犠牲になったとしても、「ああ自分じゃなくてよかった」って思うのが人間ってもんですよ。
でもこの話、設定といい展開といい、アガサ・クリスティの超有名なあの作品と酷似なのでは?
ちょっと退屈だな・・・
それで、どういうオチをつけるんだ?
そしたら、ラストは急転直下!!
いきなりのSF
楳図かずおかよ!
手塚治虫かよ!
という、詳しくはネタバレになるので書きませんが、怒涛の展開と相成りました。
これミステリーだとしたら、怒るでぇしかし!
(古かったか・・・)
〜おまけ〜
まさか今になって雪が降るとは。
せっかく咲いた梅も寒そうです。
わ〜い
またいっぱい読むぞ〜
ベーグルサンド美味かった〜