ドラマ感想 独眼竜政宗1〜3 | あだちたろうのパラノイアな本棚

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読書感想文、映画感想、日々のつぶやきなどなど。ジャンルにこだわりはありませんが、何故かスリルショックサスペンスが多め。

昔の大河ドラマ『独眼竜政宗』を見始めました!

これ、配信されるのは初めてなのかな?NHKオンデマンドです。

 

わたしはこのドラマをリアタイで見ていました。もしかすると初めて自分の意思で続けて見た大河ドラマだったかもしれない。

1987年放送とな!なんと、37年ぶり?

当時、全く戦国武将も日本史も知らないながらとにかく夢中になって見た記憶と、朧げながら覚えているシーンが少数あるだけなので、今見たら一体どんな発見があるのか?

自分でも楽しみです。

 

 

物語の最初は政宗はまだ微塵も出てこない真顔

なんと、伊達輝宗パパと最上から輿入れしてきた義姫さまの婚礼から始まったからねあせる先は長いぞ!

 

 

伊達と最上は小競り合いを繰り返しているバチバチの関係です。そのための政略結婚であるわけなのですが、早くもこの段階で両家とも不穏な雰囲気・・・

 

婚礼のお輿が進む中、

暴れイノシシ現る!(なぜ?!)

 

そこで花嫁の義姫様(岩下志麻さん)が「弓を持て」つって一発でイノシシを仕留めちゃったよ!

 

 

ブッスッハッ

 

(特撮なのでイノシシちゃんに危害は加えていません)

 

 

ていうか

そんなことある?

 

こんな衝撃のシーンで始まるとは思わなかったわ。

けっこう昔のドラマもぶっ飛んでんじゃん!笑い

(そもそも脚本がジェームス三木さんだしなぁ)

 

義姫さまは豪快なお方なので、ドラマの中でもかなり重要な役どころであります。もしかして、やろうと思えばこの人で1本ドラマが作れるのでは?

 

こちらが輝宗パパ。(北大路欣也さん)

 

 

義姫の勝気な受け答えに

「気に入ったぁ!!」

このセリフ、当時から覚えてるわ。

(急に大声出すのでびっくりしたなあもう)

 

お東の方と呼ばれるようになった義姫さまです。

めでたいことに、程なく夫婦の間に梵天丸(政宗)が誕生。

 

父も母も、ものっすごい可愛がりようです。梵天丸はおぼっちゃまくんだったのねえ。古くからの陸奥の名門・伊達家の跡取りですからねえ。

 

なのに梵天丸は疱瘡にかかり高熱にうなされ、命が危なくなってしまう。

 

 

なんとか命は助かったものの、疱瘡の毒素が右目に入って片目を失明してしまいました。

 

 

容貌が醜くなってしまったことで梵天丸は塞ぎがちになり、心が屈折していきます。

 

そこで輝宗パパは、新しい守り役を任命します。これが片倉小十郎の姉である喜多でした。(竹下景子さん)

 

 

なんか初登場の喜多は、ベロベロに酔っ払ってんですけど?!

 

殿様に初お目見えする時にベロベロに酔っ払ってるってアリ?と思ったのですが、実は喜多は周囲から変な圧力をかけられて、止むに止まれぬ行動をとったのでした。

 

 

(それにしても・・・普通お手打ちだろうよ)

 

 

キャー出た!!

片倉小十郎!

の少年時代!

まだこの時はみんな子役なのです。

 

 

 

梵天丸もかくありたい

 
放送当時、流行語にもなったんでしたっけ。
 

 

梵天丸の右目はだんだん肉が盛り上がってきて、目が飛び出てしまいました。これを気に病んだ梵天丸は、ある日自分で目を刺してしまいます。

 

「誰か梵天丸の目を切り取れ」

 

と言われて皆が尻込みする中、ただ一人名乗りをあげたのが片倉小十郎です。

 

イヤアアアアアアアーー!!

 

痛いシーンですガーン

 

 

さてこのドラマは、大河史上最高視聴率を叩き出した功績があるのですが、負の遺産としては、最上家を必要以上に悪役に描いたことなんですって。なので山形の地元ではブーイングだったとかなんとか。

 

確かに全然知識がないわたしなんかも、その後ずっと最上義光って悪のイメージを持っていましたからね・・・

 

そりゃあな。

 

こんなロックな

最上義光じゃあなうずまき

 

最上義光役は原田芳雄さんです。いやこれはこれでかなりイイ味出してたと思うんですが。伊達から見たら、めっちゃ憎たらしかったですねー!

後から色々調べて、侵略者はどっちかっていうと伊達政宗じゃん(※こっちの方が何倍も危険人物)と思い直しましたけど。

 

時代は、織田信長が長篠の戦いで武田軍を打ち破ったりしている時です。伊達家でも鉄砲の威力に注目し、鉄砲を買い揃えることにしました。ポーンと金を出せるところが伊達家だよなあと。さすが古くからの名門、お金持ちですよね!

 

 

 

この二人なんですが、伊達家家臣でいつも悪巧みっていうか余計なおせっかいをするおもしろコンビです。(※個人の感想です)

 

 

いかりや長介さん、懐かしいですね。鬼庭左月です。

「切腹覚悟で申し上げます」

「腹切ってお詫び申し上げます」

というのが口グセ。腹がいくつあっても足りない。

 

鬼庭左月は喜多の実父なのですが、女の子しか生まれないことに腹を立てて、妻と娘の喜多を追い出してしまったそうです。その後喜多の母は、片倉家に再嫁。

 

鬼庭左月・・・クソ野郎である真顔

放送当時も女性視聴者に敵認定されたであろう。

 

 

先ほどの二人の余計なおせっかいのせいで、いつも窮地に立たされる可哀想な喜多です。

ただでさえ梵天丸の守り役としてお東の方にキツくあたられているのに、またいじめられる要素を作ってしまった・・・

 

 

女の戦いメラメラメラメラメラメラ

 

これは見ていてあまり気持ちのいいものではないが、こういうドラマ要素も流行った時期だったかもね。薄幸のヒロインがイジメに耐え抜いて幸せを掴む、みたいな。

 

さて、ドラマは続きます〜

 

早くみんな大人になーれ!