マンガ 警視庁草紙 5 | あだちたろうのパラノイアな本棚

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読書感想文、映画感想、日々のつぶやきなどなど。ジャンルにこだわりはありませんが、何故かスリルショックサスペンスが多め。

今日はですね。
 
あまりにも自分的にツボったので、ちょっぴり日常生活のお話をしてみたいと思います。
 
先々週なのですが、夫の親の7回忌の法事をお寺でやりました。
先祖の菩提寺になってるこのお寺の前住職さんはかなりのご高齢で(確か90歳近いのじゃなかったか、)前からヨボヨボしてて大丈夫かなーって感じだったのですが、ついにお亡くなりになったのです。
 
後継ぎはいなかったのですが、しばらくして、東京から雇われお坊さん(?)みたいな方が新しいご住職として入られました。
お若い方でしたね。
しかし寺ってのはどういうシステムになってるのやら?
 
うちの法事は、初めてこの新しい若いご住職に執り行っていただきました。
 
まあそのお声がいいこと。
 
朗々と響くお経が、テノール独唱のようでございましてね。
いやーいい声してるわー、と思わず聞き惚れました。
日●宗って、なんだかしらんけど鳴り物が多いじゃないですか。でっかい鐘、ちっちゃい鐘各種ありまして、ボワーンとか、カンカカンカカンとか、お経とともにリズムが取られるんですよね。
 
これは何かのライブなのか?
 
と思いながら、まあ読経が終わりました。
 
お寺の読経が済むと、次はお墓に移動して、墓前で読経がありますよね。(地域や宗派によって違うのかもしれない)
 
うちのお墓が少し離れていて、車で10分程度の市営墓地なのです。
 
各々移動しましょうとなったら、そのご住職、袈裟の上からサッとライダージャケットを羽織り、どでかいバイクを出してきたわけです。
 
坊主バイク乗るんかい!!
 
これもびっくりしましたが、まあ墓地まで着きました。
 
さてお墓の準備が済みまして、読経してもらったんですけど。
さっきお寺で詠んだお経が、明らかにハイスピードなのです。
 
お経3倍速?!
 
ここでも、携帯用のちっちゃい鐘が鳴り物として入りまして、ハイスピードお経に、カカンカカンカカカンカンと、一分の隙もないリズムが刻まれるんですね。
 
たぶん屋外ですから、あんまり長時間にならないように、ご住職の工夫だと思うんです。クオリティはそのままに、時短サービス。
 
すごくないですか?!
 
感嘆する傍ら、めっちゃ面白くてたまらなくて、頭を垂れて神妙に合掌しつつも頭の中ではブックックック…ってずっと笑っていました。
罰当たりなヨメです。
 
こんな楽しい法要だったら、ちょくちょくやってもいいかなって感じなんですけど、来年は夫のバーチャンの13回忌だそうで、また面白いライブ鑑賞が出来そうです。(本当に罰当たりです)
 

 

 

さて本レビューなので、本日届いた新刊、警視庁草紙の話を。

 

1巻から追っかけてきてすでに5巻となりましたが、藤田五郎さん(斎藤一さん)、もーカッコ良さ二倍三倍とマシマシですよね!!

 

主人公が、明治の新政府に反感を抱く元八丁堀同心の千羽さんなので、警視庁の面々は敵方になるんですけど、なんか敵の方がステキに輝いてきましたよ。

 

 

川路利良ったら、なんでこんないい奴なんだよー。もっと悪人ヅラが見たいわよ!

 

いっつもつるんでいる藤田・今井・油戸の巡査トリオが仲良いのですが、薩摩人である上司の加治木も、なんかいい奴だった。みんなで酒飲んでクダ巻いてるところなんて、ほっこりします。

 

 

今回のゲスト的存在は、幼い頃の夏目漱石と樋口一葉でした。

 

 
『道草』か・・・
読んだことない絶望