戦後間もない頃の受験勉強 | 試験に出ない〇〇

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時事ニュースとオッサンの感想
時々意見、たまに日々の暮らしの話
基本的に遅報です。

私が高校生の時、数学の先生が休んで
代わりに教頭先生が一回だけ授業した事が
ありました。

教頭先生は、京都大学出身で
確かもうすぐ定年って歳だったんで
先生の学生時代は戦後まもなく
という時代でした。
その頃は、教科書すら足りていなくて
ローテーションで使いまわしする
って状態で、それはそれで大変な時代
だったそうです。

そんな時代にどういう勉強してたのか
という話になって
順番が回ってきたら、まず
教科書に載っている公式や定理を
片っ端から書き写す。
それを次の順番が来るまで
ひたすら頭の中で考えてた
という事でした。

公式や定理の証明から始まって
具体的な例など頭の中で
いろいろと思考を巡らせていく
という事をひたすら繰り返す。
他に教材は何もない時代だから
それしかやれなかった、とも言えますが
最近の科学的と言われている勉強法

 

 

この本でいうところのアクティブリコール
に通じる方法なんじゃないかって
感じています。
まあ、今は地元の本屋でいうと
一般書コーナーと同じくらいの数の本が
参考書コーナーに並んでいて
参考書ルートなんて言葉が生まれてたり
私が学生時代と比べても
様子は変わってきています。

しかし、受験勉強の目的は
その科目で習った事について
問われても答えれるだけの知識と応用力
を身に付けるって事で
昔と変わっていないと思うんです。