圧倒的な力の差 | 試験に出ない〇〇

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時事ニュースとオッサンの感想
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基本的に遅報です。

高校野球は準々決勝。

この辺りが一番面白いっていう人もいますね。
大阪桐蔭高校の事がいろいろと話題となっています。
多くの選手が越境入学しているとか
練習がハードとだとか…。

「超一流になるのは才能か努力か?」という本で
ドイツの音大のケースについて書いてあって
成績がSランクの生徒はいいとして
AランクやBランクの生徒には
2年次以降からは指導者コースの科目も
選択するように指導しているそうです。
傍から見たら音大でAランクって言ったら
相当な腕前なんでしょうけど
オーケストラ奏者の募集は年に数人いるかなので
彼らはまずプロのオーケストラ奏者にはなれない
だから指導者となる道を提供するのだそうです。

大阪桐蔭高校野球部の部員数は
監督のスカウトが必要になるそうで各学年20名弱ほどで
スター軍団って言われる年だとしても
プロにドラフト指名されるのはせいぜい3~4名。
他の選手は大学・社会人野球などへ進むようです。
更にプロに進んだ中で一軍とかレギュラーとか
と考えるとさらに厳しくなる。

もっと言うと、アメリカのメジャーリーグに行ったのは
大阪桐蔭では西岡剛さんだけ。
甲子園では優勝経験のない花巻東高校より少ない。
(菊池雄星、大谷翔平の2名)
個人的な見解としては、目標設定の違いと
バーンアウトが起きているかも
と考えているのですが…。

どうしても大阪桐蔭のような学校の場合
チームとして甲子園で勝つっていうのが目標となってしまうので
個人が野球選手としてもうちょっと先まで見越した目標を持つ
という事が必要になってきているのかもしれないと感じます。
それと、目標達成後のバーンアウト(燃え尽き)も
大きいのかなと思うので、その辺りのケアが
求められているのかもしれませんね。

大阪桐蔭のOBでプロ入りしても
プロの体力にはまだついていけてないとかいわれて
レギュラーになっていない選手とかもいるわけで
高校生同士で見たら圧倒的な差と見えていても
プロという一段上の目線からみると
たいした差ではないのかもしれませんね。

バスケットボールでいうと
秋田の能代工業がそうだったように
圧倒的な力の差があったとしても
それが永遠に続く訳ではないので
今は、強い大阪桐蔭を見れればそれでいいんじゃないかなって
思って楽しまさせてもらっています。