やはり間違いなかったこのお店は健在~~

 

 

2012年2月に、既に「りんご的・銘酒場22」で紹介しているこちらのお店、本家・寺田屋さん。

 

実に丸12年振りになるのですが、私としては三回目の訪問となりました。でも結論、益々渋くなったこちらのお店、やはり間違いなかったと言う感が、もっと増しました。

 

使い熟したテ-ブルの木など本当にその年数を感じました。

 

 

場所は慣れないと少々判りにくい場所で、説明もし辛いのですが、簡単に言うと、中央区の大名一丁目エリアで、大正通りと天神西通りのほぼ中間、国体道路を北に入った所にあります。

 

少々奥まった場所ですが、最初の写真の様に表通りにある提灯が見えれば、その狭い路地を奥に入って突き当たりの右側となります。小さな扉をくぐればお店の玄関となります。

 

大将もご健在で嬉しかったです。勿論前回は12年も前の事ですから、店の雰囲気などはどうかなと心配していましたが、全く変わっていなかった事が嬉しい限りです。

 

色々なサイトで紹介されたり書き込みされている内容は、「おでん」の事が多い様ですが、おでんも美味しそうで種類も多かったのですが、私は玄界灘などで採れた魚介類や煮付けなどを目当てに来るのです。

 

 

さて、ちょうど私が訪れた時は偶然にも一階のカウンタ-席(8名程の席)が、今し方全てお帰りになった所~~と言う状態の、私一人の貸切状態。ラッキ-でした。

 

早々に席に座って始めました。今回も最初は福岡の酒から~~。「寒北斗」。これは大好きなお酒で、今回はぬる燗で戴きました。

 

 もともとこの「寒北斗」は、「玉の井酒造」 からかわったもの。地元で栽培された山田錦と、遠賀川源流の清流からくみ上げた水で仕込んだ・・・と言うお酒。深い味わいでありながら、口当たりは実に爽やか。

 

 

今回もいつも通り博多に来たら絶対食べる物があって、それは上写真の「ごまさば」。ただ全回(12年前)に食べた際とは調理方法(提供方法)が変わっていました。

 

濃厚な甘醤油にたっぷりの胡麻が掛かっていて、海苔やネギ、大葉などがアクセントで実に美味しかった。さらに大好物のバイ貝の煮付け。個体も大きいので実に食べ応えがありました。

 

こうなると日本酒が進んでしまう。店主のお勧めの日本酒を続けて二種類、今度は冷酒で飲む・・・・。太刀魚の塩焼きで。この焼き方がまた絶妙に素晴らしい。しかも縁側の所の骨類を除去してくれている・・・・。

 

 

最後は決め手の白魚の躍り食い!!。ご一緒になった三名の若き女性とで四等分して提供してくれました。この気遣いが実に嬉しい。ウズラ卵を添えて~~。

 

口の中でプチプチしてこれは最高の食感でした。癖になりそう。

 

さて本当に久し振りに訪れたこのお店、もう開店して20数年と言う事。僅か三回しか訪れていないのですが、もう我が家の様な感覚。

 

大将の人柄も博多弁の言葉と良い、実に心地良いし、いつまででもお話を続けたいくらいでした。

 

また次回はいつ来る事が出来るか解らないのですが、確実に・・・・来たいお店です!!。

 

 

本家「寺田屋」

〒810-0041  福岡市中央区大名一丁目11-29-6

TEL 092-761-4554

喫煙可能、予約賢明、カ-ド利用不可(営業時間・定休日は要確認)

 

 

 

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