かつての近未来が過去になりつつある今 | それいけ満員電車

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私は小学5年生の時に

ある小説に出会ってSFファンになりました。

 

SFといえば未来が作品の舞台となっている場合が多いのですが

いかんせん20世紀に書かれた作品の近未来という設定は

現実には過去になりつつあります。なんだかさみしい。

 

そこで自分が読んだり観たりした中から

思い出せる範囲の近未来作品、映画を列挙してみました。

 

年代順に、時代設定と発表された年を併記しています。

 

太字は作品タイトル

時代設定 (作品発表年) 


 

1984 ジョージ・オーウェル氏

1984年 (1949年!)

全体主義からくる監視社会、いわゆるディストピアを描いている作品です。

行き過ぎた管理社会ってこわい。

 


2001年宇宙の旅 キューブリックですね

2001年 (1968年)

アポロ11号が月面着陸する前に作られた映画とは思えない・・・。

初めて映画館で観た時はまだ近未来映画だった。

 

 

 

鉄腕アトム 手塚治虫氏

2003年 (原作:1952年 初アニメ:1963年)

2003年にアトムが天馬博士によって作られたという設定から

まさに2003年に2回目のリメイク・アニメが放送されましたね~。

アトムの誕生日4月7日の前日に放送が開始されたんだっけ。

 


バック・トゥ・ザ・フューチャー Part2 ロバート・ゼメキス氏

1985年から2015年へ (1989年)

映画で未来として描かれた2015年を迎えた時はなんだかさみしかったなぁ。

いくら未来じゃなくなったからってUSJのアトラクションをクローズすることはなかったのに~!

 


 AKIRA 大友克洋氏

2019年 (原作:1982年 映画:1988年)

東京オリンピック開会式では金田がネオ東京を走り回るMIKIKO案があったのに、実現しなかったのはホントに残念!!

 

 



 ブレード・ランナー

(原作は「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」 フィリップ・K・ディック氏)

2019年11月(映画:1982年 原作:1968年発表)

 

映画では登場人物が変な日本語を話していたのを覚えています。

現在、人間と区別できないほどのアンドロイドはまだ出てきていませんよね。

・・・いや、私が気づいてないだけか??

 


ドラえもん 藤子・F・不二雄氏

現在 (1969年)

ドラえもんの誕生は2112年。

実はドラえもん初登場の1969年当初、誕生設定は2012年でした。

1969年から見たら、2012年は遠い未来だったのね。

現在、ガン飛ばしてくるPepperでさえドラえもんに遠く及ばない。

 


NIGHT HEAD 2041  飯田譲治氏

2041年 (1992年)

現在放送中のアニメ版を毎週録画して観ております。

 

実は、NIGHT HEAD 2041 は1992年に放送されたドラマが元になっております。

「世にも奇妙な物語」で放送されて話題になり、別キャストでの連ドラ開始となりました。

 

能力をもつ事から起こる苦しみ、悲しみなど過酷な運命を生きる能力者の兄弟を

豊川悦司氏と武田真治氏が演じたんですね。

当時夜中に放送されていたにもかかわらず大人気のカルト番組となったドラマ版です。

ええ!もちろん観てましたとも!

 



ざわざわ森のがんこちゃん

人類滅亡後 (1996年)

未就学児、小学1年生が対象の割には設定がとてもシビアな

Eテレの道徳番組ね。

 

 

ちなみに、私が小学5年生の時に読んだSF小説は

筒井康隆氏の「時をかける少女」でした。

表紙も挿絵も怖かった。

(原作発表はなんと1966年!!!)

 

ブレード・ランナーの設定が2019年だったので訂正致しました。