育児道では一足先を行っている高校の友人に、『育児の百科(松田道雄著)』を貸してもらいました。
上、中、下巻に分かれ妊娠中から出産後の育児についてその時期各々に必要な知識が章だてで、たとえば、
①誕生までの章
②誕生から一週までの章
といった風に並んでいるのですが、その中に、
「父親になった人に」
という一項目がありました。
思わず一番初めにその項目を読んでみると…。
母親の置かれた立場とその気持ち、
それに対して父親にできること、
が書かれていて、なんだか泣けてきてしまいました。
女性が訴えるのは簡単ですが、男性が男性に対して説く行為は心強く感じます。
松田氏も触れていたとおり、本当に無関心な父親はこの本にさえ目を通すことはないのでしょうが…。
それでも苦しんでいる母親からしたら当事者は自分だけではないと気付くだけでも少しは気が楽になるのではないでしょうか。