天高く馬肥ゆる | スポンジのような頭で!

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秋が近づいてまいりました。明里です。
暑いのにめっぽう弱いのでかなり嬉しいです。


四季の中で特に好きな季節である秋。いいですよね秋、ファッションも個人的に好きですし過ごしやすいし何より飯がうまい。
そりゃ馬も肥えるってもんですよ。

ところがどっこい今年の猛暑やゲリラ豪雨、短い梅雨など荒れに荒れた天候の影響が秋の味覚に襲いかかろうとしています。


まず農畜産業からみてみますと、記録的な猛暑により、牛や豚などの家畜が熱射病とみられる症状で多数死亡していることが分かっています。
牛が連日の暑さのせいでエサを食べないため搾乳量が昨年に比べ10~20%減っています。

体力が落ちた牛や豚が回復するのは10月中旬ごろになるかもしれない、これは水のように牛乳を飲む我が家的に由々しき事態です。



水産業でみますと秋の代表ともいえるサンマ。例年なら比較的安価で店頭に出回る時期ですね。

ところが今年は海水温の上昇で日本近海に魚群が少ない、又燃料費の高騰も相まって出足が遅くなっております。
この時期だと100円ほどのサンマが3割から5割増しの値段みたいです。

早いところ値段が落ち着くといいんですがねぇ。
大根おろしとポン酢でいただくサンマの美味しいこと。まあじぶんはもう今年初のサンマ食べたんですけどもね。



そして野菜は7月中旬から暑さが厳しくなるにつれて値段が高騰しました。特にキャベツ、レタスなどの葉物野菜の価格上昇が際立ちました。

ところが調べてみたところ、野菜の高騰は猛暑だけが主な原因とは一概には言えないみたいです。
散々暑いだの何だの言っといて今更感満載ですがついでにお付き合いくださいまし。

野菜は寒い時期は暖かい地域から、暑い時期には涼しい地域からと、出荷地が1年を通して北上していくのがセオリーです。
けれども今年は5月頃から早くも気温が上がってしまったので、涼しい地域の野菜を前倒しで出荷していたんですね。

さらに梅雨が短かったことも重なり、水分の少ない小玉の野菜が多くなってしまったんです。単純に猛暑によって野菜がダメになってしまった、というわけではなくしかるべき兆候は以前からあったんですねー。



もっともっと涼しくなって食料の価格が安定して、存分に食欲の秋を楽しめるようになるといいですねぇ。


早く梨が食べたい。