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23年前、ビジネスアシストの電話秘書代行サービスが始まって間もないころ
こんな言葉に出会いました。

 

気づきを与える

 

制汗剤の話でした。

この制汗剤を使ってもらうことによって

「自分は汗や匂いに気をつけなければいけないな」

と気づかせる、という意味のようでした。

おもしろいですよね。

 

そのうち「気づきをいただく」「気づきをありがとう」

のような言葉をよく聞くようになり、

ちょっとスピリチュアルな? 自己啓発的な? 匂いがしてきたなあ…

と思い始めたところで、他にも
「癒しをもらいました」
「たくさんの学びがありました」
「今日の振り返りです」
などの言葉も出てきました。もうすっかり定着していますね。

 

これは動詞が名詞になっています。
なぜ、

「癒されました」
「たくさん学ぶことができました」
「今日を振り返ってみます」
ではないのか?

 

名詞にしたほうが、映画や本のタイトルみたいでかっこいいような気もします。
が、一方で「とりあえず」という感じもします。

動詞での丁寧な言い方を知らないから、つまり語彙力がないから、

とりあえずで言っておけばいいや、ということです。

 

その昔、
「それではメールのお送りをお願いいたします」
と言ったスタッフを注意したことがありました。
でも…今見ると、昔ほど違和感がないような気もします。

私も感覚が変わってきているのでしょうか…。

 

先日、駅のアナウンスで、こんな言葉を聞きました。


「お荷物は網棚に置くなどしていただき、

少しでも多くの方が ”おすわり” できるように、ご協力をお願いいたします」
おすわり?!チワワ黒

 

「ドアの前を広く開けて、お降りになるお客様の "お通し” をお願いいたします」

お通し?!生ビール

 

名詞にすることでなんだかおかしな言葉になる場合もあるので

気を付けたいですね。

 

 

(電話秘書スタッフ 南)