最近では、電話秘書サービス以外にも色々な代行業が出てきています。
家事代行や運転代行などは比較的昔からあるサービスかと思いますが、
お墓参り代行や、退職代行などの新しいサービスも行なわれているようです。
このようなサービスを使ったことがあるという人に会ったことはありませんが、
テレビなどで特集されているのをたまに見かけます。
先日、退職代行の現場をテレビで見ました。
退職を伝えるのを頼みたい人から退職代行の会社にラインで依頼が届き、
依頼を受けると、依頼者の会社の人事担当にお電話をして
「有給を消化しての退職をご希望です」と伝えていました。
あまりに唐突な話で、人事担当の方の戸惑った様子のお声が印象的でした。
いきなりのことなので、そこで退職をすぐに受けるわけではなく、本人と話したい、と
伝えていました。
それに対して、退職代行のスタッフは「では、一度そのように伝えます」と言っていましたが、
とても冷たい感じがしました。
退職代行のお仕事も電話秘書の仕事と同じで、依頼を受けて電話でお話する点では
似ていましたが、退職の旨を突然知らない人から伝えるお電話は
とても一方的なように感じました。
代行で退職を頼まないとならないほど追い込まれる状況になってしまう会社にも
問題はあると思うのですが、お世話になった会社なのだから自分で伝えた方が
良いのではないか、と思ってしまいました。
退職代行を利用して辞めるとしても、最低限のマナーを守って辞めることは必要です。
いろいろなことがネットやメールで済んでしまう世の中になりましたが、ニュースを見ていて
電話を使ったビジネスは日本ではまだこれからも新しいものが出てきそうだな、と思いました。
退職を代行でお願いするとは今までは思いつかなかったビジネスだと思います。
この仕事をしているとメールでの対応よりも電話が良いとおっしゃる方はまだたくさん
いらっしゃいます。
世の中をより良く、便利にしていくのに電話は欠かせない道具だと思います!
(電話秘書スタッフ 加藤)