会社帰り、あるお店で洋服を購入した時の事です。
タンクトップを購入したかったのですが、目当ての物がなく、
近くの店員の方に聞いてみると、倉庫まで見に行ってくださり
「申し訳ございません。こちらは元々仕入れも少なかった為、
在庫がございません」との回答でした。
少々残念でしたが、感じの良い店員の方で、きちんと理由も言って
くれた事にも好感を持ち、何か他に良い物はないかと探していると、
かわいいストールが500円で売っていました。
既にストールはいくつか持っていたのですが
｢夏は冷房が強すぎる時がある｣
と母が言っていたのを思い出し、自分で使わなくても、プレゼント
にしても良いかと思い、レジに向かいました。
レジにつくと、男性の店員の方一人でお客様の対応をされていました。
『プレゼント用にしてもらうのは悪いかな、500円で恥ずかしいし』
と考えていると、先程の女性が
｢お待たせ致しました｣と空いているレジにさっと入ってくれました。
この方になら･･･と思い、値札だけ切って欲しいと伝えると、
少し考えて｢贈り物ですか？」「少々お時間をいただけますか？」
と言って、少しシワシワになってしまっていたビニール
からストールを出して、新しいシワのない透明なビニール
袋にいれてくれました。
「紙袋とビニール、どちらがよろしいですか？」と聞かれた
ので、紙袋と答えると、紙袋の上から、さらにビニールの袋に
入れてくれました。その日は昼間雨が降って、突然の雷雨
が続いている日だったので、彼女の心配りだったのだと思います。
また当然の事ながら、一人のお客様に丁寧に接していると、
レジに並んで待つお客様も出てきてしまいます。
彼女は並びはじめたお客様にすぐ気がつき、胸にあるスタッフ間で使う
ピンマイクで｢レジ担当の方、戻ってきていただきたいです｣と
控えめに連絡している姿も、周りをきちんと見ていると感じました。
そして綺麗に包装された商品を渡してくれる時に、
こんな事しかできませんが、という気持ちが伝わってくる
ようなはにかんだ笑顔で「ありがとうございました」
と心を込めて言ってくれました。
「う～ん パーフェクト！（＾＾）！」感謝というよりも、感動に近い。
こちらも思わずありがとうと言ってしまいました。
贈り物にしようかなという気持ちを大事に思ってくれた事。
周りを見る目配り、心配りが備わっている事。
そして自分の会社の商品に誇りをもっているからこその応対
なのだと思います。
私もサービス業、自社の電話代行システムに誇りを持っています。
彼女のように、感動していただける応対をめざします！
（秘書スタッフ 井上）