Alto Adige旅行記2 | 海苔巻おにぎり雑記帳

海苔巻おにぎり雑記帳

コレクターな夫と愛犬たちとの過酷なローマ暮らし。を経てアルプスの麓のヴァッレダオスタ州へ引越し。丘の家の暮らしは最高~♪かな?

サムネイルで写真貼っているので、小さくて見づらい時は、写真上でクリックすると別ウィンドウで大きいサイズで見られます。
面倒ですが、(=´ー`)ノ ヨロシク

さて、旅行記の続きです。

ツキモノも落ち着きまして(私は3日で去ります)、はりきって山歩きできましたっ!

この辺り(Sciliar山脈)は2度目なので、既に色んなルートが分かっているので楽でした。
あ、楽って言うのは、あくまでも計画を立てるのがということで。。。

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同じ山(シリアール山)なんだけど、お天気や時間で表情が全く違うの。
この辺り、天気が小刻みにころころ変わるんですって。そんなところから、シリアール山には魔女が住んでいると有名なんだそう。

ホテルから30分登ったところに、Lago di Fie(フィエ湖)があります。大小2つ。
この周辺にはホテル、レストラン&バールもあるので結構にぎやかです。
朝早くに行くと、静かで水面がまるで鏡のように見えるの。
大きい方の湖には魚がいっぱい!しかも、でかい! 魚釣りをしている人もいました。なんでも、許可証が要るらしく、誰でも釣れるわけではないそうです。
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小さい方の湖では、たっくさんの人が泳いでいました!!(゚ロ゚屮)屮
私的に、水質が良いとは思えない色をしておりましたが(笑)ドイツ人すげー(笑)。

あ、ここはドイツ人ばっかりなんですよー。まずはドイツ語、通じなかったらイタリア語みたいな。
イタリアなんだけど、ドイツみたいです(笑)。ここいらの人はほとんど2ヶ国語を話します。
国がどうとかこうとかよりも、Sud tirol(南チロル)ということでひとまとめになってます。

私たちの足で、30分弱でここまで着くんだけど、マンマと一緒だと2倍の時間が掛かる(笑)。
もちろん、歳のせいもあるだろうが、マンマの場合、運動神経と体の硬さがかなり影響している。
どのくらいすごいかってね( ´,_ゝ`)プッ、ヨガ教室の先生から、お試しの時にあなたには無理ですって断られるほど。まずは専門家についてストレッチから始めてくださいって言われたんだから( ´,_ゝ`)プッ

それだけなら可愛いんだけど、一歩踏み出す度にいたっ!とか、あっ!とかいちいち声を出す。
これ、うっとうしーです。
アスファルトで舗装されて平坦な道なら、数時間は平気でスタスタ歩けるのを知っているので、歳だけのせいじゃないのよ、まじで。マンマよりもかなり年上のおじいちゃんおばあちゃんもいっぱい夫婦でトレッキングしに来ているしね。

あなたたちも、この歳になったらわかるわよ!と、お決まりの捨て台詞を吐くが、息があがっているので情けない。
わたしはそこまで太らないし、息子夫婦の旅行には付いていきません!と心で叫ぶ私(笑)。

あ、また愚痴になったーァ '`,、'`,、'`,、'`,、(´▽`) '`,、'`,、'`,、'`,、'`,、

えーっと、ここからさらに上に登るとTuffalm(トゥフ ファーム)の山小屋に着く。標高1270m。
レストランつきの牧場です。牛、馬、ロバ、羊、兎、その他、名前の分からないやつもいました。
ここに行くには、40分の普通のコースと、15分の険しいコースがあって、夫はもちろん険しいコースを行きたい。でも、マンマには無理。
一人っ子の夫、ここでも頑として譲らず、山に来て、なんで舗装された道を歩かなきゃいけないんだよ?ナンセンスだろ!って言い切った。
といことで、マンマとは別の道を行くことに(笑)。
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こんな急勾配の山道を行くベン君。マンマよりも確実に手の掛からないベン君。
夫は感動(✪ฺ艸✪ฺ)して、褒めまくりでした(笑)。体の小さいベン君、人間の歩数の数倍歩いていることになるからね。
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ここからのパノラマは見事でしたー。
この山小屋レストランに、ものすごく大きなシェパード君が放し飼いされていたので、シェパードにトラウマがあるベン君は近付けないので、私たちは入れませんでした。

自然の中ですから、休憩するところはいっぱいあるのでいいんだけどね。

1時間以上してたどり着いたマンマ。もちろん、ここでカプチーノを飲んだりして休憩タイム。
シェパードは何もしないから、あなたたちも来なさいよ~と催促の電話。
何もしないとかそういうことが問題じゃないんだけどなあ。何度言っても分からない人だ。

ここまでは、マンマひとりで何度か来たようです。
徐々に、別行動になってしまいました(笑)。お互いの精神衛生の為にはこれで良かったと思います。

ここからさらに小一時間程登ると、Hofer Alpl(オフェルアルプ)の山小屋に着きます。標高1364m。
ここはペンションも兼ねてありレストランの食事が美味かったっす(*`▽´*)ウヒョヒョ
チロルソーセージとポテトグリルにサラダ。もう一回食べたい・:*:・(*´エ`*)・:*:・
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ここで、色んなワンコに会いました。
ゴールデンレトリバー、ポインター、ウェスティ(飼い主さんのリュックでおんぶ姿でした)、Mダックス(キャンキャン、ガウガゥ言ってたのはこのこだけ。笑)。
きちんと躾けれていて、むやみにほかのワンコの臭いをかぎにいったりしません。レストラン内もきちんとリード付きでテーブルの下に伏せています。飼い主がNOといったら従順に従います。これが公共のマナーだと思います。何もしないからってフリーで好き放題させていてはいけないと思います。だって、色んな過去を持ったワンコがいるわけで。。。
お蔭様で、私たちもゆっくり食事が出来ました。

マンマがここまで一緒に来たのは、1回だけでーす(笑)。
かなり堪えたようです。

ここへ来る時までは、優しい嫁σ(゜-^*)は、マンマを気遣い手を引いたり肩を貸したりなんかしておりました。やっぱりさぁ、夫みたいに無視してぐんぐん進めないんだよぅ。
でもね、途中でやっぱイライラしてくるの。何がってね、マンマは上り坂で私だって辛い時にも、しゃべり続けるんだもん。あ~、きつい。もう駄目。なんでこんな道を歩かなきゃならないの?私を何歳だと思ってるの?私を殺す気?ってぜいぜいはぁはぁながらも、愚痴りっぱなし。そりゃあなた、エネルギー消耗しまくりってもんですよ。疲れも倍増。息切れして当然。
しか~も、道すがら通り過ぎて行く人たちにも嫌味を言う。あなたたちは若いから、早く歩けるのよ。わたしは年寄りなの。早く行きなさい、ほらほら!って・・・(σ-"-)σ人様の気分を害するのは止めなさい!いくら言っても分からないひと。

いくら正当に言っても分からないので、夫切れて怒鳴る(笑)。
30秒も黙っていられないのかよ!?山歩きでそんなに喋るやつがどこにいる!?
疲れて当然だろ!みんなの迷惑になるから黙って歩けよ!

何も迷惑なんか掛けてないじゃないの。あの子は何をイライラしてるの?
って・・・・私に言われても困ります。夫の意見は正当ですもの~~~( ´,_ゝ`)プッ

それでも、木の根が張り出して歩きにくそうなところは手を貸してあげなければ可哀相なので、優しい嫁σ(゜-^*)、夫に、おとーもちょっと手を貸しなさいよと忠告。
嫌々ながらも、マンマの手を引く夫。

すると!愚痴どころか、超ご機嫌~。スキップしそうな勢い(笑)。
あ~、なんて美しいの~創造主は偉大だわ~。自然の中では人間は小さいわねぇ。
とか、しみじみ言い出す始末。

なるほどね。私じゃなくって、愛する息子に手を引いてもらいたくって、嫌味ばかり言っていたのね。
愛する息子と一緒に手を繋いで歩きたかったわけだ(笑)。

夫、相当のストレスです。
だって、山歩きが大好きで、軽やかに心地よく歩きたかったのに、マンマの愚痴に付き合い、超スローペースで歩くだけでも疲れるのに、喋りすぎて息切れして、もう歩けないからちょっと休憩させてと度々止まらなければならなかったんだから。

これを機に、優しい嫁σ(`ε´) 止めました(笑)。

マンマを気遣って、彼女のペースに合わせてゆーーーーっくり歩いていては、調子に乗り伴歩するのは当たり前だと思われるだけだと気付きまして、後ろ髪を引かれながらも、夫のペースで歩くことにしました。当然、距離が開いてしまうのよね、それで不機嫌な顔で待つ夫と共に私も待つわけ。

若い息子夫婦と同伴する旅行には無理があるということを分かって頂けたら幸いと思いながら。。。
観光旅行じゃないんだから。トレッキング目的の旅行なんだから。

結局のところ、あなたたちが走って山歩きするから、私は私のペースで好きなとこへ行ってゆっくりするわ!と機嫌を損ねましてー(笑)。
とことん嫌味だけど、分かったみたいです(≧m≦)ぷっ!

といことで、ようやく私たち夫婦に平和が訪れたのでした。

長くなったので、また午後から書きます。(*´∇`*)。