釣人の未来へ提言/フィールドからのメッセージ | 「ショアラインの遊牧民」moa。

「ショアラインの遊牧民」moa。

『Lake Biwa Bass & Eccentric Hunter moa's Story』@ National highway「R1⑥1」
A black bass is fished from the shore in Lake Biwa like nomade.
「夢の60」って忘れ物をみつけ、北湖西岸を中心に様々な釣りに出掛けます。

シーバスに限らず、ルアーに限らず、釣りをする人にお勧めしたいYouTube動画のご紹介です。


お話はシーバスの研究についてにとどまる事なく、日本の釣り文化の継承や釣り人の目線から分かりやすい環境問題への提言について全編興味深く聞く事ができます。


↓【スズキの生態】京大と東大チームが共同研究!お話聞いてきました【山下教授と対談】

「松岡豪之のぶら釣り」チャンネルより


生物学者※で京大名誉教授の山下洋(やました よう)さんに、海のルアーフィッシングでは著名なシマノ・インストラクター松岡豪之(まつおか ひでゆき)さんがインタビューされた内容です。

(※京大名誉教授・京大フィールド科学研究センター海洋生態系部門海洋生物環境学分野特任教授/1983年東大修了。水産庁水産研究所資源増殖部主任研究官・沿岸資源研究室長など歴任)


ブログタイトルにした「フィールドからのメッセージ」は、ワタシの感想であり、お二人の話にタイトルを付けるならばその様に表すことができるかと思ったものです。

シーバス・バスは勿論、多くの方に届くとよいですね。


山下洋さんの本件の活動内容がよくわかる資料として、由良川での研究の様子を伝えるWEBページも下に紹介しておきます。

「田中三次郎商店」ページ内

「釣りにはじまる生体調査」(前編)

https://www.tanaka-sanjiro.com/special/spcl13.php?PHPSESSID=c189rj0eb0ab6evt5o70o67tta



「半ズボンで現れた大先生」(後編)

https://www.tanaka-sanjiro.com/special/spcl14.php


紹介したYouTube動画で触れられている通り

釣り業界は、釣具を作り売るための組織はあったものの、釣り人自身を結集する機構がなかった。

日本は海に囲まれた列島を国土とした、森から海までの水に恵まれた環境にあって、言い換えればそこの生息する魚とそれらを釣るという極めて多様な釣り文化を持つ国です。

だからこその難しさを乗り越えて、釣りを取り巻く環境を守り育むために小異を横に置いた大きな協力を生んでいく必要に迫られていると感じるところです。

それがこれまでにもこのブログで触れた環境問題であったり、著者「魚はなぜ減った?」や、クロマグロ釣りの近年の動きと同様に、釣り人・著名な学者や行政の中からも溢れ出してきている。

その様に感じられてなりません。


今回の様な発信もまさにそれで、いち釣り人としてアンテナを立てていきたいと思います。