夜ガラスの丹平 | ビバークラジオ

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心の曠野で開局する小さな放送局です。
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映画や小説、音楽や1枚の写真の中に

この局が、暗夜を照らす一燈の役割を
少しでも果たすことが出来れば幸いです。合掌

ごきげんよう


わたしには今のところ、誇れるような肩書は全くありません。

社会的便宜の上であったり、組織運営の効率化を図るための一つの手段として

 

肩書は重宝される存在です。

 


人は、自分が置かれた環境や時間帯によって肩書が変わりますが


肩書に縋りついたり誇示したりすることで安心感を得るという境地は


確かに有ると思います。

 

 

 

肩書が無ければないで、此処でのプロフィールは別に記す必要もないのですが

 

わざわざ『パート従業員』としたのは、別に卑屈になっている訳ではなく

 

無理してでも市民権を得たかったからなのかもしれません。

 

 

 


時代劇『水戸黄門』では、大立ち回りの後で助さん格さんが

 

印籠をゆっくりとふりかざし



『静まれェ~ィッ  静まれェ~ィッ

 

 この紋所が目に入らぬかァ~ッ

 


 このお方をどなたと心得る ・ ・ ・ 



 恐れ多くも先の副将軍、水戸光圀公なるぞォ~ッ』


と大見得をきります。



時代背景は別として



先の  とは ・ ・ ・



過去の誉れを使うとは ・ ・ ・ 平民が使うのであれば実にみっともない。


黄門さまも現在進行形で、ご老公 とか 中納言 と言えば良いものを

わざわざ、先の というのがよく分からないところなのですが ・ ・ ・


わたしが欲しかった肩書とは

それは例えば『代表取締役』とか『作家』とか『画家』とかではありません。



時代劇でよく登場する3枚目、又は悪役を演ずる渡世人が

 

己のことを誇らしげに

 

『夜ガラスの丹平(たんべえ)とは俺のことよ』

 

と啖呵をきる。

 

一言で自分を表すことで、其の人のことが大体分かってしまう

 

肩書のことです。


肩書きを辞書で調べると、職名 地位、身分、称号 犯人、容疑者などの

 

前科とある。


凶状持ち というのも、肩書の一つなのかもしれません。




普通は社会的、職業上のを用いるもが常であるが ・ ・ ・ 


やっぱり、何かしらの肩書は欲しい。

 

 


さて、どうするか?




先ずは時代劇に登場する渡世人風に ・ ・ ・ 


『偽坊主の禅進』というのはどうか?


偽という字は、人の為と書きます。

 

それを洒落と自身への戒めの意味を込めて

『偽』とした訳です。

坊主とは  ・ ・ ・ 何事も、クドイほどに講釈が多いから ・ ・ ・



『禅進』というのは、愛車ハーレーに付けた愛称です。




もう少し考えてみようかな。



転居の多い小生のこと『〇〇の旅人』は ? 


誰だってある意味旅人に違いないし、第一赤面するほどに気取りすぎ。



『〇〇アウトドアマン』は?



今は巷に自称アウトドアマンが溢れている。

年に1度でも外でテントを張っただけで

 

称号を無理なく手に入れることができます。

週末のホームセンターで、バーベキューコーナーに5分間立ち尽くすだけでも

自慢気に名乗れます。


そうだ!!



「○○○蒐集家」は?


誰だって何か一つくらい ・ ・ ・ 

牛乳瓶のフタとか、アルミ缶のリングプルや左右対称のキャラクターの靴下とか

 

何か一つくらいは蒐めているだろう。

TV番組をせっせと録画するのも立派な蒐集だし。



差し詰め、わたしの場合は ・ ・ ・ 


皆古くて安物だけれど、31本も万年筆を持っているから

『万年筆蒐集家』ってことになるのかな。

 

 

それなら、『インク沼蒐集家』も同時に獲得ってことになります。





『○○○隊隊長』っていうのは ?
 
まぁ一人でも隊長っていうのは、子供っぽくて許せるかな。


『ショッカーしばき隊隊長』 ・ ・ ・ 


遊び心どころか、陰湿ないじめで命を絶つ子供の為にも


おとなの責任として、これからの人生を『いじめ撲滅隊隊長』

 

としての道もある ・ ・ ・



誰かが参加すると、自動的にその人は隊員になるしな。


でも、言葉だけのことと言っても、戦争を想起させるのはごめんだな。 

実際近くで戦争が起こっている今では洒落になりません。


『○○○研究家』 ・ ・ ・ ?? 

どんなことでもチョット継続して調べさえすれば、立派な研究家かもな。

UFO研究科 ・ ・ ・ オカルト研究家 ・ ・ ・ 

 

焼き鳥研究家 ・ ・ ・ 

なんか軽くて胡散臭い響きが気になるんだよなぁ。




え~い、『○○○イスト』ってのはどうだろう。


カヌーを漕いでカヌーイスト。

山に登ってアルピニスト。


ピアノを弾いて ・ ・ ・  エッセイを書いて ・ ・ ・




後ろにerを付けて、ユーチューバー Webライター ネットサーファー

 



話しの趣きはちょっと変わってしまいますが、お許しください。
(これがわたしの良いところでもあるし

 独り善がりのところでもありますが)


数年前に小生結婚詐欺に遭い、何と其れ以来数千万円の借金生活を

 

送ることと相成りました。

このエピソードを活かせないものかな?

詐欺師にとって小生は  いいカモ ・ ・ ・


カモって英語在るのかな ?


何と ・ ・ ・ 日本表記と同じく、鴨の項目に ・ ・ ・

騙され易い人のことを『easy mark 』 とか  『easy meak』

 

と有りました。


外国でも同じく、簡単に料理し易いという比喩からでしょうか?


この単語の前に Mr. と付け加えるだけで良いかと。


ちなみに此の詐欺事件、長い長い裁判にて勝訴はしたのですが

小生、途中からつまらなくなって

 

慰謝料込々で相手方への請求金額を10,000円(1万円)で終わらせました。



決して大正時代の話しではありません。

平成の話しです。

これには裁判担当者の皆々様もビックリでした。


その心は



太宰治氏のことば     



  『だまされる人よりも

   だます人のほうが数十倍苦しいさ

   地獄に落ちるのだからね』

 

 

どうせ最後には地獄に堕ちる者に付き合う時間が

 

もったいないと考えてしまったのです。

 

失った財貨は取り戻すことは可能かもしれませんが

 

失ってしまった時間を取り戻すことは出来ないのですから。

 


それと、漫画家の赤塚不二氏の名台詞

 

 

  『これでいいのだ』  


です。


途中で、すっかり馬鹿々々しくなってしまったのです。

 

 

 

『泥水をくぐりて清き蓮の花』

 

 

これは一体誰の言葉だったのかはすっかり忘れてしまいましたが

 

 

此の世の世界に生かされていても、決して悪に染まることなく

 

美しい人生の花を咲かせなければならない。

 

蓮の花は、泥水を啜りながらでも美しい花を咲かせるように

 

という教えだそうです。

 

 

 

すっかり脇道に逸れてしまいました。

 

 

 

 


話しを戻します。

 





そうして、結局 ・ ・ ・ 

遊び心と言いながら、何の面白みもない

『パート従業員』と相成った次第です

 

という話しでした ・ ・ ・ 突然の終了!!!


それではまた、お会いしましょう

 

ごきげんよう