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監督ブログ  wecker

「時空警察ヴェッカー」シリーズの原作・監督 畑澤和也の個人ブログです。
現在中国広東省で活動中

すみません!上映開始の告知すら出来なかったですが、12月7日より「ドラゴンフォース」の大阪上映がシアターセブンで始まってます!

前に書いたとおり、生活が激変しまして、今までの人生でもまれに見るぐらいの多忙さに見舞われ、せっかくの地元凱旋?なのに初日にも行けませんでした。


大阪では舞台挨拶などもありませんでしたが、観に行って頂けた方はいらっしゃるんでしょうか?

これから観に行かれる方は上映時間にご注意ください。


僕も最後までには一度ぐらいは…と思っているのですが、今の状況を打破しないと難しいかも(T_T)


「ヴェッカー1983」を扱って頂いたメーテレさんのドキュメント番組「アイドルの絆」も無事前3回の放映を終了。番組は舞台版DVDに特典映像として収録されるとか。


「ヴェッカー1983」の舞台版DVDは公式アナウンスはまだないですが、年内発売に向けて準備中との事。


ずいぶん前にお知らせした天野めぐみさんによる「彷徨のエトランゼ」主題歌もようやく来年初めごろには配信開始されるそうです。


…などなど、「だそうです」とか「だとか」みたいな事ばかりしか書けませんが、以上報告でした。


次またいつ更新できるかわかりませんが、いろいろ来年向けて準備中なのでまたちゃんとご報告できる日をお待ちください。

皆さん

思いがけず思いのほか心配して頂いてたみたいで有難うございます。


畑澤はいたって元気!ですが、しばらくは息を潜め、次の機会を伺っているところです。


今回から予告通りしばらく(?)「キカイダー」話を。


「人造人間キカイダー」映画化の報が出てずいぶんになるんですが、実際撮影はされたんでしょうか?いつ公開なんでしょう?

気になって仕方がないので伴大介さんに聞いたら「俺の方がが知りたいよ。何か知ってたら教えてよ」と仰ってました。そりゃ、そうですよね。伊賀電さんにも「シャリバンはもうやらないのか?」とよく聞かれます(笑)

もちろん伴さんに再びジロー役を…なんて事はないと思いますが、今の伴さんにはぜひプロフェッサーギル役を演って欲しい!と個人的には思います。


さてその映画「キカイダー」の「原作」とされ、突如角川から出版された小説版「キカイダー」。

村枝賢一先生のカバーで「万能鑑定士Q」シリーズ(これも映画化がアナウンスされて久しい)の松岡圭佑著!

角川的に磐石の布陣によるこの大作(万能鑑定士3冊分にあたるボリューム!この間に万能鑑定士出して欲しかったという声も。僕もその一人)

読む前まで楽しみで楽しみで楽しみで楽しみで仕方ありませんでした。


楽しみすぎだったからか、読中、読後になんともいえず脱力感が…。


いや、面白いんですよ。読み物として。松岡圭佑らしい現実の事象(実在の人名、地名など)とフィクションの絶妙のダブらせ方とか。

特にテレビ版における当時ならではの無茶設定や演出を現代科学考証でリアルっぽく見せる描写が多く(…というかそれしかない)いわゆるまた「リブート」作業がなされる訳ですが…

漫画原作とも違う10年ぐらい前に出たエィミートムスンの小説「ヴァーチャル・ガール」みたいな読み味。


機械の思考や感情を読む(ジローはもとよりアンドロイドマンにすら)という不思議な体験が出来るし何度も書きますが読み物としてとても面白い。


ミツコさんが「ときメモガールズサイド(実名が出る)」にハマってる引きこもり女子大生という設定は個人的にツボでした。仮想現実男子にハマる乙女の妄想が仮想現実の塊であるジローへのミツコの想いに書き換えられているという事です…そう書いちゃうと何だかなぁとも思いますが。


伴大介さんは「海辺で戯れるミツコとジローのシーンが美しかった」と(自らが演じるように)仰ってました。

今でも伴さんの瞳はジローの頃と同じくキラキラしてると思います。



…でも、「これじゃない」感はリブート作品にはどれにもあるにしろ、この小説、「キカイダーの映画原作」としてはどうなんだろう?と感じました。

これの映像化が観たいか!?というのが一番の疑問。


「キカイダー」のリメイクはアニメや漫画でも試みられ(「009」と同じく恥ずかしくて観てられなかった)ていますが…

せっかくの、満を持して(満を持しすぎの)実写映画化。もう少し別のアプローチがあってもいいのでは?と。

僕は勝手に「キカイダー」を一級のファンタジックメロドラマだと思っているので、小説としてのアプローチとしては面白かったですけど、これの映像化には疑問です。



何やら最近の「リブート」作品は昔、注意深く押し隠していた作品の裏側の(裏側にして本当の)テーマを表に無防備に曝け出して見せている気がします。


次から「昔のキカイダー」が子供向けヒーロー番組の中に押し隠していた(そしてそれを見つけるのがとても楽しかった)テーマについて僕なりの感想として書いていきます。


主に原作漫画(これも珠玉の名作。石森ヒーロー漫画の代表作と呼ばれるに相応しい)よりテレビシリーズよりの話になると思いますが…


未見の人(はココの読者にはいないか)に。40年も前の作品ですが、観て頂ける(あるいは観かえして頂ける)きっかけになればと思います。



お久し振りです。最近、生活サイクルに劇的な変化があり、まったくブログ更新もままならない状況でした。今もあまり変わってないんですが、近々具体的に何がどうなったのかお知らせします(ご興味のある方には、ですが)。


時間だけはけっこうあったりしたので 最近は70年代の特撮ヒーローものをとても今更ですが観直しています。いつも(DVDが)傍にあって、いつでも観られるからと20年近く観ていなかったものばかりです。


最近、伴大介さんとお話する機会が多かった事もあり、「人造人間キカイダー」「キカイダー01」「イナズマン」「イナズマンF」を中心に「変身忍者嵐」「ロボット刑事」をつまみ観してます。


改めて「キカイダー」はいつも心のどこかに持っている故郷な気がします。


そろそろ「ヴェッカー1983」のDVD発売のアナウンスも出る頃ですが、しばらく新しくお報せする事もないかと思いますので、このブログもまた時々更新する特撮ヲタブログに戻ります(前からそうだという話もありますが)。


…のでとても今さらですが、一応映画化の話も進行中?のようなので「キカイダー」の話を中心に書いていこうかと思います。




「来るべき日」をついに迎え、終了しました。

僕は結局GPと初日1しか観れませんでしたが、最後まで満員御礼で、公演は大成功だったようです。

もはや他人事のようながら、我がことのように嬉しいです。


第1章の時にちゃんと参加出来なかったので、今度こそはガッツリ、と思っていたのですが、諸般の事情で適いませんでした。


ですが、僕が最初に書いた原案とキャラクター設定はしっかり踏襲して頂いていて嬉しかったです。


でもこの作品はやはりまつだ監督の世界観になっていたと思います。前作にあったギャグの部分もなくなり、徹頭徹尾重厚な展開でした。


よく練られたシナリオ、役者さんたちの熱演、前回より多く激しい殺陣…どれも前作よりパワーアップしていました。

一言で言うと「いい舞台」になっていたと思います。


出演俳優のみなさん、スタッフの皆さん、関係者各位、これまで本当にお疲れ様でした!


後は(原作書としてではなくイチ観劇者としての)雑感を少し。


主役「鬼切姫」のキャラクターが定まらず、「主役」に成りきれていなかった。

演じる新川さん自身の魅力であり、役の魅力ではなかった気がする。

視点がバラバラで感情移入しずらい。特に両主役(アイとシバ)に感情移入しずらい。


…といったところでしょうか。


今度こそ…いつかしっかり自分で演出までガッツリしてみたいと改めて思いました。




昨日11月9日「ドラゴンフォース」が無事日本での正式公開を果たしました。

お越し下った方々には心から感謝します。

そして作品に携わったすべての方々に。


僕自身お客さんと、スクリーンで観て、改めて実感しましたが、完成作品のは自信をもって勧められるものになっていると思います。


初日上映後、我が事のようにこの作品を案じ、この先の展開を心配して熱く語りかけてくださった方々…

ないしょで観に来てくれた(18歳以下なので21時以降上映の舞台挨拶に立てない)小雪役の貴島綾子ちゃん…

そして本日、急なお誘いにも関わらず喜んで舞台挨拶に来てくれた盟友・渡洋史氏…


観に来てくださった(はっきり言って決して多くない)お客様に、本当に心から感謝です。

舞台挨拶にたたせて頂いた時にも言いましたが、中国の商業アニメが日本で公開されるのは歴史上初です!

その歴史上初のその日、その場に居てくださった方々が観に行ったことを誇れるような作品になっていると思います。

観に来られた方はぜひご意見お聞かせください。

まだ未見の方は21時10分から渋谷でのみ公開いう過酷な条件ではありますが…

ぜひ観に来てください!!!