という事で前回の続き。
渡洋史さんが伊賀電として出演!と聞いてはいたものの、もう2代目がいる訳だし、あの赤いコンバットスーツをシェアしてる訳でもシャリバンスーツのTYPE-S(笑)がある訳でもなさそうなので、伊賀電の「赤射」は見れないのかと思ってましたが、実に巧く処理されていました。ちゃんと白熱の「赤射!」そして真の「シャリバンキック!」も見れます。
ダブル「赤射!」は見れません(見れなくていい)が、イベントでは披露してくださいました。
初登場して2年余、初めて彼自身の物語が描かれた2代目シャリバン日向 快。彼自身、既に決して若僧と呼べる年齢でもない。
初代シャリバンの若さ、熱さとは対照的なクールビューティー(!?)。
自らの生存を最優先に、冷徹な計算によって任務を淡々とこなす快。
それでも彼の身体には初代シャリバンと同じイガ星人の血が流れ、彼の胸の中には真っ赤に燃える熱い魂があった!
終盤に向けての、死を覚悟した快の熱い行動を見れば、伊賀電のみならず、誰もが彼を2代目シャリバンと認められるでしょう。
パートナー・シシーのミスマッチなお姉さんぶりも楽しいけど、(畑澤的に)見るべきは矢吹春奈さんが演じる宇宙刑事アイリーン。パートナーの宇宙刑事エステバン(金色のブート〇グ)役の馬場良馬さんいわく「見どころはアイリーンのパンチラです」笑
昔のVシネマに出てくるような(ほめてます)濃い女捜査官で強い!怖い!…ところがいい。
映画ではなく「Vシネマ」というカテゴリの中で、子供番組では出来ない、表現の制限を取り払った、やや暴走気味の坂本浩一演出が、「宇宙刑事」という世界観にマッチしていると思いました。
「赤射!」シーンや「シャリバンクラッシュ!」の21世紀的表現(ちゃんと原作をリスペクトして最大限拡大表現している)等映像的にも見るべきところも多いです。
実は東映では大人向けの特撮ドラマ…というのが、(日朝の両作品が大人の視聴にも耐えられる事もあり)作られなくなっているという昨今…(キカイダーは……!?)
このシリーズは細く長く…でもいいからずっと続いて欲しいと願うばかりです。