「彷徨のエトランゼ」と同時期に渋谷文化センター大和田で上演された「鬼切姫」という密かな畑澤原作作品舞台のDVDが発売中です。
帰国の折、僕もやっと現物(&パンフレット)を頂きました。
パンフレットのまつだ壱岱監督のコメントに「畑澤ワールドとまつだワールドの融合」とあります。
学園モノを得意とするポップな(苦笑)畑澤ワールドと、時代劇&アクション演出を得意とされるまつだ監督の融合…といった意味だそうです。
ポップな学園モノを得意と出来ていたかかはわからないですが、軽い絵空事だった畑澤原案を重厚でリアルなまつだ脚本・演出が、地に脚のついた作品に変えてくださっていると思います。
主演:高木万平であり、男が中心のこの作品のタイトルが何故「鬼切姫」なのか?
原案がそうだから…ではなく、観ていただけると、本作が本当の主人公である「姫」の誕生の物語だと言う事がわかります。
そしてサブタイトルが第1章「志を継ぐ者」とあり、まさに「志を継ぐ者」誕生!な訳ですね。
改めて「映像」として半年ぶりに見直してみて、やっぱり「これは俺には無理」とか「俺ならここはもっとこうする」という作家目線で見てしまうのは致し方なしか。
第1章で終わってしまう作品が多い中(泣)主催者さんの根気と意地と無償の愛により、第2章も制作されるようです(詳細は正式発表を待ってください)
第2章にはどこまで関われるか分かりませんが、もともとかつて「ヴェッカー」と並ぶ深夜特撮シリーズにしようとして企画していた作品です。
いつかこれも、映像化…テレビ化、映画化まで行ってもらいたいですね。
ヴェッカーにしようと思っていた北山詩織ちゃん他、僕の推薦キャストも何人か出てますので、畑澤作品のひとつとして、これもご覧いただけたらと思います。