来年3月の舞台 | 監督ブログ  wecker

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「時空警察ヴェッカー」シリーズの原作・監督 畑澤和也の個人ブログです。
現在中国広東省で活動中

一部の方(;^_^Aはとても楽しみにしてくださっていた来年3月の「ヴェッカーχ」の舞台は中止になりました。

ぎりぎりまで粘ったのですが、現時点で決定していないと、どちらにしろ3月公演は不可能なので(T_T)


現在決定している事は来年3月に六行会ホールでアリスイン・プロジェクトの舞台は公演されるが「ヴェッカー」ではない、という事です。


もっと小さな小屋でも→公演規模を大きくしないとやる意味はない。

畑澤演出でなくても→それなら違う演目でもいい


…という事です。


力及ばず…無念です。楽しみにしてくださっていた方々(二人でも、三人でも)に、本当に申し訳ないです。

やはり常に近くにいないとパートナーはパートナーたり得ないのか?

という事も切実に思う今日この頃。


でも、考えれば、もともと舞台演出に対しては積極的でなかった僕が、「一度だけ」と思ってやってみたら意外にハマり、二度三度やらせてもらえた…という方に感謝すべきでしょう。


やってる時は本当にツラい毎日だったんですが…今思い返すと楽しかった事しか思い出せません。「ヴェッカー」は舞台というもっとも相応しい「舞台」を与えられて生き永らえるキャラクターになれた!…とも思ったんですが。


そもそも人に頼まれたから始めた事(舞台演出という仕事)がそうそう続く訳はないんです。


やっぱり俺はやりたい事をやらなきゃ。

でも、今の自分は本当に舞台演出をやりたいと思っていますよ。

今度こそ、巧くやってみせる自信もあった。構想も固まっていた。

当然やれると思っていた。


残念です。


その一方で、ようやく公開された映画版ヴェッカーを観て(結局本公開は観てないんですが)やっぱり「ヴェッカー」は映像なんだ、という思いも新たにしました。

今、10年来の構想を実現させるべく、具体的に動き始めました。

10年前と違っていろいろ出来る事も増えたし。今のこの環境でだから出来る事もある。


もう無理やり映画作ったり(してたくさんの方々に迷惑をかけた)、頼まれ仕方なく舞台演出始めたり…なんてことはしません。


俺はやっぱりやりたい事をやりたいし、観たいものを観たい。欲しいものが欲しい。



それを…俺のやりたい事、観たいもの、欲しいものに何人の人が共有してくれるか!?という事がエンタテインメントとしていちばん大事なんですが(;^_^A


でもエンタテインメントにおいてマーケティングリサーチは無意味なのも事実(参考にはなりますが)。

もはや自分を信じるしかないです。



俺はこれからもやりたい事をやります。作りたいものを作ります。

いつか、そんなに遠くない将来、お見せできると思いますよ!