人は死ねば思い出の中にしか… | 監督ブログ  wecker

監督ブログ  wecker

「時空警察ヴェッカー」シリーズの原作・監督 畑澤和也の個人ブログです。
現在中国広東省で活動中

「デッドリーナイトシェイド」絶賛?公開中です。

僕も初日中国の会社のpcで同時刻ごろ観てましたよ。


最後の最後に「あ~あ」と言われるんだろうなぁと思いながら。


山沖くん演じる北島隼人は僕のある分身で、あの作品はそんな彼が見た夢なのかもしれません。


「人は死ねば思い出の中にしか生きられない。思い出してあげるだけで、その人はいつまでも生きていける」


同じ台詞を北島親子が言ってます。


そして人の死は残されたものに大きな衝撃を与える。残された人のその後の人生を変えてしまうぐらいの…。


あらゆる時間を巡り、その万能さは神にも近い時空刑事。

でも、人の死には抗えないのです。


時間とは…

死とは…


病床にあって毎日死んでいく隣人たち(シャレにならない。そういう病棟だった)を見送りながら…

書き上げたシナリオでした。


実はこのお話には(シナリオ上は)後編があり、沢●氏の陰には…という話が用意されてはいたんですが、今こうしてこの作品を観ると、この作品はこれで完結しているのだと思います。


これまでのヴェッカーのある種能天気な…幸せな未来を想わずに居られない世界観とは違うと思います。


見終わったらきっと隼人くん(山沖くん)が好きになります、といつか書いたと思いますが、いかがだったでしょう?


主人公(ヴェッカー)二人も今まででいちばん現実離れしているようで…いちばんリアルな女の子たちかもしれません。


これ以上…はまだ書けませんね(笑)

ヴェっかーりんさん、詳細なレポートありがとう。

伴さんの言葉は本当に嬉しいです。山沖君、みなさん、そこに居れなくてごめんなさい。


上映中、必ずどこかで観たいと思います。