前回に続き「1年カルテット」の二組目。
14歳の安藤玲奈ちゃん演じる沢渡真琴と24歳の志田光さん演じる日比野ゆかり。
別々に真剣に選んで、並べてみたら10歳差だったという……(10歳差に)見えないですよね!
むしろ真琴の方がお姉さんに見えたのでは?
今回の沢渡真琴(同名の有名ゲームキャラがいるらしいが、前に描いた通り、ネーミングは全員和田慎二先生リスペクトです)は、サンジェルマンチームではかなり重要なキャラ。
前はゆかりとツルんでただけですが、今回は主役である麻宮亜里沙に憧れすぎてるプチ百合キャラ。
一途な妹キャラ!!を探してて、ホントに若い(今回の最年少)安藤玲奈ちゃんになりました。
彼女も「アニー」出身で、演技がイタにつきすぎてる。もうミュージカルをやる身体(笑)になってる。
毎回変わる「私の名前はさ・わ・た・り・ま・こ・と」もそんな彼女だから出来た(演出がやらせた)事。
僕は彼女にひたすら「キミは亜里沙さんが好きか?どんだけ好き?」ばかり聞いてました。もっと亜里沙さんにくっついて!離れるな!とか。
フォンチーさんも子犬のように…いや、実の妹のように可愛がってましたね。
亜里沙との別れのシーン、稽古終盤になって演出が随分変わりました。真琴の最後の言葉が台詞にしか聞こえない。生徒のみんなの気持ちも伝わってこない。もっともっと伝えたい気持ちがあるだろう!と。
本番二日目ぐらいから、演出してた僕が目頭が熱くなるような別れのシーンになりました。
玲奈(という名前の子がこうも次々現れるとは…。玲「菜」はまだいないけど)ちゃんはまだまだ14歳。もっともっと演技や歌以外の事も勉強して経験して、たくさんいいお芝居してください。
そして志田光さん!
2冠を防衛するプロレスラーである彼女。僕も「仮面天使ロゼッタ」(という女子覆面レスラーが実在しました)以来、プロレスとヒーローものの親和性は強く感じていたので、推薦された時もまったく抵抗なかった。
(当然のように)悪役でアクション担当で…と言われたんですが、志田さん自身は(ファイティングスタイルは知らないけど)とても素朴で、目がキラキラしていた。
「こういう子にフツーの女の子を演ってもらって、途中豹変して強くなる!というのはどうだろう?」と思いついた。
結果はご覧の通りです。
麻草氏が僕の合流前に「可愛く、可愛く」演出してくれていた。それに逆に「プロレス好きで密かに筋トレしている」というプロフィールを付け足した。
生きた、普通の女子高生になったと思う。
そして、メシエとの1対1はちゃんと中盤のアクションの最大の見せ場にもなった。
「わたしもi居ていいの?」byゆかり…は彼女の稽古当初の本心でもあったみたいだけど
「わたし達は8人じゃなきゃいけないんだから!」by真琴
志田ファンの方々はどうご覧になったでしょう?
僕も日本へ帰ったら彼女のファイト、観に行きたいと思います。