スーパーヒーローと座敷わらし | 監督ブログ  wecker

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「時空警察ヴェッカー」シリーズの原作・監督 畑澤和也の個人ブログです。
現在中国広東省で活動中

GWはいかがお過ごしでしたか?


僕は前までの記事通り『ヴェッカーDNS』の編集にかかりきりでした。

久々に編集所にこもる濃密な時間でした。

やれる事はぜんぶ出来た気がします。あとは僕も完成を待つばかりです。

今日から東京に戻り、今度は『ヴェッカーχ』のキャスティングのフィックス&顔合わせ、本読みに入ります。


残念だったのは関西オフ会が出来なかった事。あと会いたかった人たちにも殆ど会えなかった。

休日に帰省していた…という訳ではないので仕方ないですが。


昨日はレイトショー二本立て(?)で梅田にてウワサの『スーパーヒーロー大戦』と観たかった『HOME愛しの座敷わらし』を(ムリヤリ)観て来ました。


レイトとはいえ、広い劇場がほぼ貸切状態…(^_^;)で…贅沢な時間でした。


『スーパーヒーロー大戦』は…というか、一連の大集合映画って、いわゆる往年の東映の「オールスター映画」な訳ですよね(今更、ですが)。「オールスター映画」って東映映画の切り札であり、言葉通り最後の手段でもあった訳です。今回の『スーパーヒーロー大戦』は(も)オールスターものでありながら、どうにかドラマを盛り込もうという姿勢は観てとれましたが……まだ続けるのかなぁ…いつまで続くのかなぁ…。


個人的な「発見」は『オーズ』のひなちゃんが、初めて可愛く思えた事。テレビシリーズ&これまでの映画でそう思った事なかった(そもそも平成ライダーヒロインを可愛いと思った事ない)んですが。


一方、もうひとつの東映の代表作である『相棒』シリーズの水谷豊さんと和泉聖治監督による『HOME愛しの座敷わらし』も観て来ました。

『ヴェッカーDNS』と同じ時期ぐらいに撮影されていて…震災の地である岩手で撮影され、撮影継続が危ぶまれ…公開も延び延びになっていた…という意味でも(?)感情移入できたんですが、普通にいい映画でした。

事件が起こらない、人が死なない『相棒』。…というか水谷豊さん、まったく右京さんではなく、むしろ「水谷豊っぽ」かった。

座敷わらし自身をあっさり画面に出しちゃうあたり…さすがというか…「いい映画」でした。

「トトロ」っていうかジブリ映画っぽいイントロでしたが、最後はちゃんと現実(東京)に戻る。あたたかい目線で描かれながら、ちゃんと現実も感じさせる作品でした。


…やっぱり俺は東映ファンなんだなぁ…(これも今更…ですが)