ややこしいビザ申請の都合で、中国へ戻るのが延び延びになってしまい…
そのお陰で、週末は観劇三昧できました。
自分の時間が出来たら、演劇を観に行くか、映画を観にいくぐらいしかする事がない(;^_^A自分にも気がつきました。
文字通り演劇三昧。3本観ました。
①パラダイスロスト
教え子だった長島、都留、そして『ヴェッカーDNS』の主演、松橋ほなみさんがご出演の、おなじみアリスイン・プロジェクトの作品。
脚本は『ノエルサンドレ』を共作した麻草郁氏。…という事で、ほかは初めて会う方たちばかりなのに「帰ってきた」感じがしました。
お話はヴェッカーの世界観にも通じる多次元世界もの。『ノエルサンドレ』から畑澤テイストを抜いたらこうなるんだろうな、的な作品でした。
より高度な脚本・演出で、観客の観劇スキル?を要求する内容でもありました。
でも、演じる女の子が一生懸命それに立ち向かおうというか、応えようとがんばってるのがよかったです。その様を観にいくもんだもんね。アリスの舞台って。
『ヴェッカーχ・時のエトランゼ(仮)』でもやりたい(やらない)事もいろいろありました。
②出来ちゃった!
これはガラリと変わって、今(芸能界で)流行りの「デキ婚もの」。真剣に子作りについて考えよう、というテーマで、いきなりエッチしてるシーンから始まる。
知らずに行ったけど、主演が小田あさ美さんだった。オトナになったのね…。
身近なテーマでパートナーとの愛情を確かめ合ってもらおうと…みたいな事を仰ってましたが、僕にとっては、多次元世界より異世界の話でした。
結婚・妊娠(逆か)・子育て…全部経験し損なってここまで来ちゃったから。定点カメラによる昼ドラを観ているようで、フィクョンとしては楽しめたと思います。
『ノエルサンドレ』に出ていた田中萌亞名さんがホントにちょこっとだけ出てました(だから行ったんですが)。
達者な俳優さんばかりの中で1シーンとはいえ、頑張ってたと思います。
普段まず観ない(やらない)作品でしたが。
③ベロニカは死ぬ事にした
おおっ!俳優座劇場!と感動し、常に体当たり的挑戦を続けている主演の西条美咲さんに感動。
原作は有名で、映画化もされ、真木よう子の出世作にもなった精神世界もの。
とはいえ、いわゆる「セカイ系」ではなく、骨太なテーマで、これも観劇スキルを必要とする内容でした。
簡単に言うと「死ぬことにした」主人公が「死にたくなくなる」までを描いたものなんですが。
僕は「人は死なない」が信条なので、感情移入したくない主人公ではありました。
闘病から復帰された高木澪さんやエドはるみさん、SDNの双子アイドルさんも出てたりして、キャスト、舞台装置、そして脚本、演出と、すべて重厚で見応えのある作品でした。
僕には絶対出来ない(やらない)作品でしたが。
松橋ほなみさんも西条美咲さんも『ヴェッカーDNS』つながり。
より良い形で一刻も早く完成させ、公開に漕ぎ着けねば、と思いを新たにしました。
6月に公演予定の『ヴェッカーχ・時のエトランゼ(仮)』と連動する形で公開できればと思っています。
『ヴェッカーχ・時のエトランゼ』はここだけの話(笑)、『ノエルサンドレ』の続編であり、かつ、ホントの仕切り直し『改』第1作にもなります。…という訳で「プトレマイオスライン」の話です。サンジェルマン学院の生徒達はそのまま登場します。「あなたはそこに居ますか?」をテーマにしようかと。
これだけでわかる人はわかってください。
中国へ戻る前の最後の更新になると思うので、久々に長文になりました。
戻ってからもまた更新しますが。
長くなったついでに美少女の写真でも…
田中萌亞名(本名!どこかの国の言葉で「海」という意味なんだとか)ちゃん。メガネなしの彼女はなんか新鮮でした。
昭和の角川ヒロイン的な空気を感じるコなんですが…なんと「居合い」の達人!なのだ。my真剣を持ってるそうな。芯の通った真っ直ぐなコです。ホントの「武士道ガール」なんだよ。『ノエルサンドレ』やってる時は彼女のことをよく知らなかったけど。
萌亞名ちゃんをはじめ、日本の制服女子高生をたくさん見れた(笑)ので、満足して中国へ戻ります。
彼女を含む『サンジェルマン学院』の生徒たち、そして勿論リンやアリサにも、また劇場で会いたいですね。