ラストキャバレー | 監督ブログ  wecker

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「時空警察ヴェッカー」シリーズの原作・監督 畑澤和也の個人ブログです。
現在中国広東省で活動中

かとうみゆきさんと、かとうみゆきさん主演(金子修介監督)の映画「ラストキャバレー」を観てきました。


「ラストキャバレー」は1988年の作品。渋谷のシネマヴェーラという映画館で「官能の帝国~日活ロマンポルノ群像」の一環としてリヴァイヴァル上映されてます。(まだ明日までやってるよ!)




「官能の帝国」「ロマンポルノ」なんですが、お客さんは女性客もけっこういて、盛況でした。


いまどきのAV(をよく知らないが)とは比べものにならない(と思う)ちゃんとした「映画」でした。




タイトルの通り、キャバレー最後の日…に向かっての話。日活ロマンポルノ最後の作品でもあり、昭和最後の作品でもある…


愉快で楽しく…それがとても物悲しい……


美しい映画でした。




みゆきさんは制服が似合う「女の子」から、大人の眼差しを持った「女性」に変わっていく主人公を溌剌と好演。


改めてこの頃(23年前)と変わってないなぁと。




それだけにお客さんも気づいた人が多かったようです。




前にも書きましたが、かとうみゆきさんは自分と同い年で、と同じ(生きてきた)分量の時間の中で、自分の何倍もの人生経験を積んできた、尊敬すべき方。




今は実業家として化粧品メーカー等を経営する傍ら、近年、中国の映画にもご出演。


拙作『ヴェッカーDNS」にも友情出演…してもらいました。




同じ時間を生きて来た訳だけど、残り時間は同じではない。みゆきさんはまだまだこれからいろんな事に挑戦し、ずっとずっと輝き続けてください。