中国と日本は、今も微妙な緊張関係が続いている。
震災以降諸外国から暖かい手が差し伸べられ、中国ももちろん例外ではない。
全世界共通の敵である「天災」に対しては思想や宗教など関係なく一致団結出来る訳だ。
今、中国で「宇宙を舞台にしたロボットバトルもの」の制作(のお手伝い)をしてます。
「総監督」という肩書きだけはトミノさんばりですが、まだたいした事は出来てません(^_^;)
ただ「日本人」として参加している以上、技術云々ではなく「心」(思想ではない)を伝えたい。
あえて言うなれば『和』の心を。
「ロボットバトルもの」ですから戦闘に次ぐ戦闘で、どうしても「強いものが正しい」「勝ったものが正義」になりがち。
…がどっかの国の「話し合い路線」ではなく(^_^;)、もっと自然に認め合い、赦し合える心を。
…これは舞台『ヴェルッカーSIGHT』でも込めたつもりの普遍で不変のテーマ。
現実には…お互いの戦後教育のおかげで、僕らの世代にもまだお互いの国に対する偏見は色濃く残っています。
…せめて、この作品を観るだろう中国の子供たちには、少しでも『和』の心が伝わればいいな、と思っています。
…そんな事を会議で話してる訳ではないですが、プロットやシナリオに指摘をした部分は次にはちゃんと直っているし…
中国人スタッフ(俺以外全員)は手強いとこもあるけど(^_^;)、昔の日本人の様に素直で実直、そして勤勉。見習わなきゃ!です。
亡父がつけてくれた自分の名前『和也』が自分でも大好きです。
認め合い、赦し合う事、まず自分が実践する事…ですね。中国のスタッフの方々、よろしくです!(見てない…読めないか)