ヤマト 不滅の我らが心の艦 | 監督ブログ  wecker

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「時空警察ヴェッカー」シリーズの原作・監督 畑澤和也の個人ブログです。
現在中国広東省で活動中

ウワサの実写映画版「ヤマト」が、遂に公開されましたね!
週末に友達と観に行くつもりだったんですが、今日何かの引力に牽かれるように、気がついたらスクリーンの前に居ました(笑)。


前半20分ほどを見逃したんですが…

もう一回観に行くからイイんです。

映画の評価としては「もう一回観に行く」は最高評価でしょう。最初から観てても、たぶんもう一回観に行きますよ。


まずは「観客の期待に応えている」……俺ら(の世代)が知ってる「ヤマト」だった。キムタク古代も、ちゃんと古代だった(最初キムタクのままだったけど、終わる頃には完全に古代進だった)。ユキ(テレビシリーズ弟1作の臨!としたユキね)も、島も(弟の次郎が息子になったけど)、真田さん(青野武が憑依したようだった!)も…みんな俺らが知ってるヤマトクルーそのものだった。

そして「予想を裏切る」原作アニメとまったく違う…寧ろアニメ企画段階にあったハードSF的ラスト!
伊武雅刀のデスラー、上田みゆきのスターシアが語る見事なドンデンがえし!



いささか小振りに設定されたヤマト自身(でも、大和の大きさを忠実に再現するとこのくらいだろう)の実在感、ハリウッドSFテイストのコスモ零、ブラックタイガー、そしてカッコ良すぎる(そしてちゃんと緒方賢一の声で喋る)アナライザー!!…と、CGも白組の面目躍如!でした。



「宇宙戦艦ヤマト」「さらば宇宙戦艦ヤマト」そして「宇宙戦艦ヤマト完結篇」までの、まさに「良いとこ取り」をして、名シーン、名台詞を散りばめてパッチワークした、「宇宙戦艦ヤマト」世代のファンが創った、共同幻想の奇跡のような作品だと思います。


同世代の方なら、間違いなく観てソンなし!
……と言い切ってしまおう!



「男たちの大和」に団塊世代(以上)が泣いた、そして、「俺らの心の艦ヤマト」が完全復活し、そして束の間の夢を見させてくれて去って行く。

みんなで気持ちよく泣いて見送ろう!







問題は(あるとしたら)俺ら世代以外の人が観てどうかなーっというところ。


予算からして「好きな人だけ満足すればいい」という結果じゃ赦されないでしょうから。


「ヤマト」の健闘を祈ろう!