サンライズ企画と中国の仕事 | 監督ブログ  wecker

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「時空警察ヴェッカー」シリーズの原作・監督 畑澤和也の個人ブログです。
現在中国広東省で活動中

東京へ戻り、いろいろ「現実」が押し寄せて来ました。


前回、かっこいい事書きましたが、現実は実に厳しいものです。「信念」や「情熱」ではどうにもならない事も多い。





ちょっと残念?なご報告。




去年の10月以来、サンライズ企画室さんとずっと進めてきた劇場用映画企画が、一旦凍結となりました。


理由はいろいろですが、基本、「命令に理由はない」のです。




「凍結」する以上「解凍」する日もきっと来る時もきっとくると思います。これも「時勢」です。
「企画」を採用してくださり、撮影準備寸前まで「開発」出来ただけでも身に余る光栄です。まぁ、作品は完成して世にでないと何の意味もナイんですが。


ほぼ1年近く、週に何回かはサンライズに通い、華々しく?制作されている「ガンダム00」や「新作ボトムズ」を横目に見ながら、粛々と進めてきました。


その時間は自分にとって、過ぎ去った今では夢のようであり、「サンライズでオリジナル作品を作れる」のは「東映ヒーローを自分で作れる」ぐらいの夢の中の夢だったので、まさに夢を見ていたのかもしれません。


サンライズに通わなくなって半月近く。あえて「封印」していたガンプラの制作を再開し、今までもらっていた「ガンダムA」を久しぶりに買いました(100号記念でしたね)。



やっと「唯一の趣味」が戻ってきた感じです。



これで「趣味はガンダムです」と最近の人みたいな事、言えます(笑)。



もうひとつ、ずっと話題にしていた「中国の仕事」の方は本格的に動き始めました。


もう3年先ぐらいまでの話をされています。


「国同士は現在問題を抱えているが、個人同志には国境はない。ずっと友人でいたい」と、中国の某一流企業の社長に言って頂きました。


中国では現在、物凄い勢いでアニメ、特撮作品が企画、制作されています。技術的にはまだまだな部分もありますが、日本よりずっと自由な発想で、制限のない企画が出来ます。


もう、時間の問題です。


「文化侵略の片棒を担ぐのか!」とも言われますが(笑)


日本で(理不尽な理由で)実現できない企画はどんどん中国へ持って行きますよ!