またしても訃報です。
12日、アメリカではSF作家の巨星ジェイムズ・P・ホーガンが、そして日本では(まだあまり知られていないと思いますが)サンライズの創業者の一人で初代矢立肇である山浦栄二さんが永眠されました。
お二人ともお会いしたことはなく、ホーガンに至っては「星を継ぐ者」と短編集いくつかしか読んだ事ない根性無しのSF読みなのでファンだというのもおこがましいですが、そんな自分でもSF作家BEST3には挙げられてしまえる方です。
山浦さんについては、作家ではないですが、「日本サンライズ」時代からの「ゼロテスター」「ライディーン」に始まる初期のサンライズSF作品の企画者であり、日本SFの黎明をアニメという切り口で切り開いた方と言えるでしょう。
ほぼ同時刻(推察)に亡くなられ、おそらく同じ船に乗っておられるだろうお二人。(あの世では言葉も通じるそうですから)お二人でこれからの「SF」の行く末を案じておられるかもしれません…
今晩は久しぶり(15年ぶり!)に元「コミックボンボン」編集長、現「テレビマガジン」編集長Y氏と再会し、飲みながら楽しい思い出話をしていた時に伝わった訃報でした。
あえて、今や「ネタ」になってしまってる名台詞を…
「●●●との戦いがますます困難を極めるという時に、われわれは学ぶべき人を次々に失っていく…寒い時代だとは思わんか?」
これまた鬼籍の人である曽我部和恭さんの台詞です……。