前述したとおり(周知のとおり…といいたいとこだけど、この歴史的大偉業を生中継してるのがニコ動しなかい!どーなってんの?NHKもFIFAばっかり(。・ε・。))
アメリカでは大騒ぎしてるのに!
日本の小惑星探査船「はやぶさ」が、無事探査カプセルを離脱、本体は燃え尽きましたが、無事探査カプセルは地上に到達したようです!
…ここ数日、幾重にも渡る事故、困難を乗り越え、わが身を犠牲にして「希望」だけを地上に帰す…そんな光景を想像しながら、ある作品のラストシーン思い出していました。
「サイボーグ009」の「ジョー、キミはどこに落ちたい?」も話題になりましたが…
「無敵超人ザンボット3」の最終回です。(今回のタイトルだけ見て「わかった」人!心の友!です)
のちに「皆殺しのトミノ」の異名をとる冨野監督の、初総監督作品。
宇宙での決戦を終え、文字通り満身創痍になる神ファミリー(主人公一家。文字通り一家)。
おじいちゃんが、おばあちゃんが…そして共に戦ってきた”いとこ”たちが主人公勝平を生かすために次々に彼の盾となって死んでいく。(犬も!犬死にだ!!)
勝平と、彼を乗せた小型ロボ「ザンボエース」だけが地上…かれらの”故郷”(実は彼らは地球人ではないのだけど)に落ちてくる。
本来、”異星人”であり、その為に周囲の理解を得る事もなく戦い続けた勝平と神ファミリー。
勝平は彼らが残した「希望」だったのだ…。
今もはやぶさのカプセルが到達した地では国籍を問わず、かれの帰還を待っていた人々が集まっています。
ザンボット3のラストシーンも、理解を得られずも、かれらが守ってきた地球の市井の人々が続々勝平のもとに
集まって来ます…。
今さら僕がココでいうまでもないんですが「ザンボット3」は「ガンダム」よりもある意味でリアルで、そしてずっとドラマティックな…サンライズ第1回作品としてこれ以上ない傑作です。
若い(笑)人も、機会があったらぜひ観てみてください!(俺もまたまた観たくなった!)
人間のエゴや業などをリアルに描いて見せ、「大人になるという事はツラくて厳しい事」なんだと問いかけていた(らしい)初期の冨野作品の数々…
でも「パンドラの匣」のように、最後には「希望」が残った。
もう一度、宇宙と未来に夢と「希望」を持ちたい………ですね。